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読めますか?日本の伝統色「鶯色」“おういろ”とは読みません

  • 2025.5.22

日本の伝統色を知る

鶯色(うぐいすいろ)
鶯色(うぐいすいろ)

日本の伝統色「鶯色」とは……

ウグイスの羽のようなくすんだ萌黄色が印象的な鶯色。『染物秘伝』によると、染色には下地に白豆汁を用い、さらに刈安(かりやす)や明礬(みょうばん)を使って色を定着させていたとされています。鳥の名前を色名に用いる習慣は中世以降に多く見られるようになり、これも時代の流れを感じさせます。鶯色は、控えめながらも自然の豊かさを感じさせる伝統色として、江戸時代の頃からあったとされていますが、大衆に注目されるようになったのは明治後期とされています。

鶯色 = うぐいすいろ

 

ウグイスは日本の春を象徴する鳥で、そのさえずりは「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれ、春の訪れを知らせる音として親しまれています。「鶯色」は、うぐいすいろと読みます。

DIC 日本の伝統色:R108 G106 B45 #6C6A2D/鶯色(うぐいすいろ)

「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。

 

 

参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

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