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「どこで脱ぐのが正解?」 覚えておきたい『帽子』のマナー…知らないと恥をかくかも!?

  • 2025.7.10
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

帽子をかぶる機会は季節やシーンによってさまざま。「帽子のマナー」と聞くと「とくに気にしたことがない」という人も多いかもしれません。しかし、間違ったタイミングで帽子をかぶったり脱いだりすると、知らず知らずのうちに周囲に不快感を与えてしまうことも。

この記事では、誰でも押さえておきたい帽子のマナーを詳しく解説します。知っておけば困らない、恥をかかないための基本ルールを見ていきましょう。

帽子の基本は「外では被り、屋内では取る」

帽子の最も基本的なマナーは、「屋外ではかぶり、屋内では脱ぐ」ことです。屋内に入る時は、帽子を取って手に持った状態で入るようにします。

そもそも帽子は、日差しを遮るためのものです。時代が進むにつれて儀礼的な意味やファッション性が強くなりましたが、本来の「日差しを遮る」という目的を考えれば、屋内では取ったほうがよいでしょう。

ただ屋内であっても、駅やショッピングモールといった多くの人が行き交うスポットは、外と同じ扱いになることも。ですから帽子を取る必要はありません。もっとも、非常に混雑していて帽子のつばが他人に触れてしまうような状態なら、帽子を取ったほうがスマートです。

屋内でも被っていてOKな帽子もある

帽子の種類によっては、屋内でも被っていてOKなことも。たとえばトーク帽と呼ばれるつばのない小さな女性用帽子は、室内でも取る必要はありませんし、かぶったままでの食事も認められています。いわゆるフォーマルな場にも着用ができる帽子です。

例えば

ベレー帽やニット帽など、つばのない帽子であれば屋内でもかぶっていて問題ないとされています。ただニット帽であっても、つばや耳当てがついているタイプは取ったほうがいいでしょう。

外でも帽子を取ったほうがいいケース

屋外であっても、帽子を取ったほうがいい場合もあります。例えば、知っている人に会った際には、帽子を取って挨拶するのが正式なマナーです。

古い外国映画などで、紳士が帽子を少し持ち上げて会釈するのを見たことはありませんか? あれは、相手と親しい間柄だったり、通りすがりで時間がとれなかったりといった理由で、略式の挨拶をしているのです。

女性のトーク帽やヴェールは、葬儀でも取る必要はありません。ただし喪服のマナーとして、トーク帽やヴェールをつける際には一緒に短い手袋を身につけることが一般的。手袋を着用せずにトーク帽をかぶるのは失礼にあたることもあるため、注意が必要です。

マナーを押さえて帽子のコーディネートを楽しもう

帽子にはさまざまなスタイルがあるので、取り入れるとコーディネートの幅が広がります。帽子を取り入れることで、第一印象を大きく変えるアイテムにもなります。

ぜひ、マナーを守って帽子を楽しんでみてください。

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。