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『枝豆』を食べる時、毎回大皿から取る?小皿に取っておく?→知っておくと役立つ『枝豆』を食べる時のマナー

  • 2025.6.23
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

夏の風物詩とも言える枝豆。ビールのお供として、またはちょっとしたおつまみや小腹を満たすのに人気ですよね。でもこの身近な食べ物、実は食べ方によっては周囲に不快な印象を与えてしまうこともあります。

親しい友人や気軽な飲み会ならまだしも、少しフォーマルな場や初対面の人がいる席では、枝豆をどう食べるかが意外と気になるところ。そこで今回は、誰でも簡単に実践できる、枝豆を上品に食べるための基本マナーをご紹介します。

大皿に盛られてきた枝豆は取り分けて食べる

居酒屋やビヤホールでは、枝豆を注文すると大皿に盛られて提供されます。毎回大皿に手を伸ばすのは、落ち着きのない印象を与えることがあります。

大皿の枝豆は、いくつかまとめて手元の小皿に取り分けましょう。取り分ける際は、お手拭きで手を清潔にしてからであれば手づかみでかまいません。

枝豆の鞘に切れ目を入れてから食べる

枝豆を食べる際、鞘を噛んで中の豆を口に入れるのは、決してエレガントとはいえません。鞘を口元に近づけて指で豆をやさしく押し出すようにするか、お皿の上に押し出してお箸でつまんで頂きましょう。

枝豆を指で押し出すと、豆があらぬ方向に飛んでしまうことがあります。それを避けるには、あらかじめ鞘に切れ目を入れておくのがコツです。

三日月型になっている鞘の内側、筋に沿って爪で軽く切れ目を入れて、鞘を少し開いておきます。すると、口元に近づけたときに勢いよく飛び出すことがありません。

食べ終わった鞘は小皿にまとめておく

居酒屋やビヤホールで枝豆を頼むと、食べ終わった鞘を入れる器も一緒に出されるはず。ただ、鞘をいちいち入れるのは非常にせわしなく見えてしまいます。

食べ終えた鞘は一度小皿にまとめ、取り分けた分を食べ終えてから、まとめて鞘入れに移すとスマートです。鞘を移す時は、小皿を鞘入れのところまでもっていき、小皿を傾けて箸で流し込むようにするとよいでしょう。

改まった和食の席で枝豆が提供されたら?

実は枝豆は、お酒のツマミに用いられるだけではありません。懐石料理などの改まった和食の席で、先付けや添え物として枝豆が出てくることもあります。

その場合は、鞘の上から箸で押して中の豆を取り出し、箸でつまんでいただきます。取り出しにくい場合は、鞘に左手を添えてもかまいません。ただし、枝豆を食べ終えた後は、お手拭きがあればお手拭きで、なければ懐紙やティッシュで指先をぬぐいます。

食べ終わった後の鞘は、器の端にまとめておきましょう。置き方が汚くならないよう注意が必要です。

マナーを知ってスマートに食事をしよう

カジュアルな席と改まった席、それぞれの枝豆の食べ方をご紹介しましたが、いかがでしょうか。特に改まった席での食べ方は、少し練習が必要かもしれません。いざという時に慌てないためにも、家で何度か試してコツを覚えておくといいでしょう。

さりげないマナーが、あなたの品格を高めてくれるかもしれません。ぜひ実践してみてください。

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。