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『とりあえずお茶でも…』はNG?!→ 実は女性に嫌われる…意外とやりがちな“残念な誘い方”とは?【結婚相談所のプロ監修】

  • 2025.5.28
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「メッセージのやり取りは続くのに、なかなかデートの話にならない…」「勇気を出して誘ったのに、スルーされたり断られたり…」

そんなもどかしい経験、あなたにもありませんか?もしかしたらその原因は、「誘い方」にあるのかもしれません。

婚活の現場で多くの人が無意識にやってしまいがちな、実はNGなデートの誘い方を、実際の失敗例を交えながら心理学の視点から徹底解説。なぜそれがNGなのか、その理由を一つに絞って深く掘り下げていきます。

「うわ、これ言ってたかも…」そんな発見があるかもしれないので、ぜひ最後までご覧ください。

NG誘い方1:曖昧すぎるお誘い - 相手の脳を疲れさせる丸投げ

<よくある失敗例>

「もしよかったら、いつかご飯でもどうですか?」
「タイミング合えばお茶でも行きましょう」
「なんか美味しいものでも食べに行きませんか?」

特に最後の「何か美味しいものでも食べに行きませんか?」は、多くの人がやってしまいがちなNGワードです。

一見、柔らかく聞こえますが、実はこれ、相手に「いつ?どこで?何を?」とすべて考えさせる“丸投げ状態”なんです。これらの誘い方は、相手の脳に過剰な負担をかけてしまいます。

心理学では、こうした状況を「認知負荷が高い」と呼び、人は無意識のうちに“面倒だな…”と感じてしまいます。曖昧な誘いは、相手に「結局、私は何も決めなきゃいけないの?」「具体的に考えてないんだな」と思わせてしまい、無意識のうちに「めんどくさい」と感じさせ、結果的に返信が遅れたり、断られたりする原因になります。

<OKな言い方>

「もしよろしければ、来週末の土日どちらかでランチはいかがですか?〇〇あたりを考えているのですが、ご希望ありますか?」
「以前お話されていた〇〇のお店、評判が良いと聞いたので、ぜひ一緒に行けたらと思ってます!」

具体的な日程・場所・ジャンルを2〜3案出すだけで、相手の脳の負担はぐっと減ります。お店選びに悩む場合は、「〇〇か〇〇で落ち着けるお店を探してみたのですが、どちらかお好みはありますか?」と尋ねるのも良いでしょう。提案するお店の候補は、脳科学的にも3つ程度が良いとされています。

NG誘い方2:いきなりすぎるお誘い - 尊重の欠如はNG

<よくある失敗例>

「今日仕事終わったから飲みに行かない?」
「明日急なんだけどランチとかどうかな?」
「今から〇〇なんだけど来れる?」

これらの誘い方は、相手の都合や予定、準備などを全く考慮していない印象を与えてしまいます。「私って、いきなり呼び出されても都合を合わせられる程度の存在なの?」と思わせてしまい、相手に不快感を与え、尊重されていないと感じさせてしまいます。

もちろん、お見合い後のファーストコールで「明日の土曜日はいかがですか?」と聞くのは問題ありません。しかし、ある程度やり取りを重ねている段階でのいきなりのお誘いは、相手への配慮が足りないと言わざるを得ません。

<OKな言い方>

「〇〇さん、もしよろしければ来週あたりでご都合の良い日はありますか?一度ゆっくりお話できたら嬉しいです。」
(急な誘いになりそうな場合)「実は仕事が立て込んでいてなかなか予定が組めないのですが、もしよろしければ、明日もしお時間がありましたらランチでもご一緒できませんか?もちろん、ご都合が悪ければ遠慮なくおっしゃってください。」

最低でも数日前には相手の都合を尋ねるのが、相手を尊重する基本姿勢です。もし急な誘いになりそうな場合は、事前にその旨を伝え、相手の状況を気遣う言葉を添えることが大切です。

急なお誘いをする場合でも、気遣いや配慮を添えるだけで印象は大きく変わります。

NG誘い方3:馴れ馴れしすぎるお誘い - 心のバリアを攻撃する言葉

 

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

<よくある失敗例>

「週末暇?飯行こうぜ!」
「金曜日、〇〇の店行くからお前も来いよ。」
「じゃあ、土曜日7時ね、よろしく!」(相手のOKを得ていないのに時間を決めてしまう)

これらのフランクすぎる言い方は、言語学でいう「ポライトネス理論」に反します。相手の“尊重されたい気持ち”を無視するような言葉は、無意識に警戒心を持たせてしまいます。

まるで相手の心のバリアを攻撃するような言葉は、受け手に不快感を与え、「この人とは関わりたくない」と心のシャッターを閉ざさせてしまいます。

特に、相手のOKを得ずに日時や場所を勝手に決めてしまうのは、相手の都合を全く考慮していない身勝手な行為と受け取られかねません。

<OKな言い方>

「もしよろしければ、今週末あたりにお食事でもご一緒しませんか?」
「金曜日の夜など、ご都合はいかがでしょうか?もしよろしければ、以前お話されていた〇〇(好きな食べ物など)のお店を探してみようと思っているのですが。」
「〇〇さん、もしよろしければ来週の土曜日にお会いしたいのですが、ご都合はいかがでしょうか?もしよろしければ、いくつか候補のお店を提案させてください。」

「~ませんか?」「~いかがですか?」といった丁寧な依頼形や提案型の言葉遣いを心がけ、相手の意向を尊重する姿勢を示すことが重要です。

丁寧な言葉づかいと“確認”を入れることで、相手も安心して受け入れやすくなります。

NG誘い方4:選択肢が多すぎるお誘い - 思いやりは一方通行?

<よくある失敗例>

「何食べたい?どこ行きたい?俺、何でもいいから〇〇さん決めて。」
(10箇所ものお店の候補を送って)「どこか良いところありますか?」
「何食べに行きましょうか?」「あ、何でもいいので好きなジャンルでいいですよ。」

一見、相手に選択権を与えているようで優しい誘い方に見えますが、実はこれは相手に考える負担を押し付けているだけ。選択を委ねすぎると、かえって「全部私任せ?」と感じさせてしまうことも。共感性が感じられないと、印象はマイナスに。

また、多すぎる選択肢は、相手を迷わせ、結局どうしていいか分からなくなってしまう可能性があります。

<OKな言い方>

「〇〇さん、イタリアンか和食で落ち着けるお店を探してみたのですが、どちらかお好みはありますか?」
「いくつか候補のお店を探してみたのですが、〇〇、〇〇、〇〇はいかがでしょうか?もし他に気になるお店があれば、遠慮なく教えてください。」

事前に相手の好みや苦手なものを聞いておくと、よりパーソナルな提案ができ、あなたの思いやりが伝わりやすくなります。

“選びやすい数”と“あなたの好みを考えています”という姿勢が大切です。

NG誘い方5:デートの目的が不明瞭なお誘い - 先の見えない不安

<よくある失敗例>

「とりあえず1回会ってみない?」(マッチングアプリなど)
「まあ、とりあえずお茶でもしますか?」
「特に用事はないんだけど、会えたらいいなと思って。」

何のために会うのかが見えない誘いは、不安にさせてしまう原因になります。人は「分からないこと」に不安を感じやすいのです。人間の脳は、不確実な状況を苦手とし、先が見えるものや目的がはっきりしているものに安心感を覚えます。

目的が不明瞭な誘いは、「ただ時間を持て余しているだけなのかな?」「私のことを真剣に考えていないのかな?」と思わせてしまい、結果的に誘いに乗り気になれない原因となります。

<OKな言い方>

「〇〇さんの趣味のお話、とても興味深かったので、よければお茶しながらもっと聞かせてもらえませんか?」
「もっと仲良くなりたいと思っていて…来週あたりご都合よければお食事でもいかがでしょうか?」

“あなたと過ごしたい理由”を明確に伝えることで、相手に安心感が生まれます。

少しの工夫が、婚活を大きく前に進める

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

もし、今回ご紹介したNG誘い方の中に、あなたも思い当たる節があれば、ぜひ明日から意識してみてください。

・曖昧さを避けて、具体的に提案する
・急な誘いには気遣いの言葉を添える
・選択肢はシンプルに、でも相手の好みを反映する
・「何のために会いたいのか」を丁寧に伝える

ほんの少しの工夫が、相手への誠実さや思いやりをきちんと伝えてくれます。「どう言えばいいかわからない」「ケースに応じた誘い方が知りたい」そんな時は、結婚相談所に気軽に相談してみてください。


監修者:吉野 麻衣子(株式会社SMART BRIDAL代表取締役社長/MBA婚活心理カウンセラー/モデル)

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「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させ、科学的根拠に基づく戦略的婚活をサポート。
43歳で14歳年下の3高ハイスぺ男子と再婚し、経営者としての視点と心理学の知見を融合させた独自メソッドで、多くの方の幸せな結婚を実現。ミセスコンテスト世界大会優勝者としてモデル活動も行いながら、全国の独身男女の人生設計をトータルサポート中。