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朝は『おにぎりと味噌汁』だけ…→やっぱり栄養不足?! 管理栄養士が教える、朝食に加えるべき“プラス1品”とは?

  • 2025.5.29
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

毎朝慌ただしい生活の中で、「おにぎりと味噌汁だけ」の朝食に頼っている方も多いのではないでしょうか。しかし、それだけだと体に必要な栄養素が足りないかもしれません。例えば、車を動かすのにガソリンとオイルが必要なように、私たちの体もさまざまな栄養素で構成されています。せっかくの朝のスタートをより充実したものにするために、何をプラスすればバランスの良い朝食になるのか、管理栄養士のアドバイスを基に探ってみましょう。

おにぎりと味噌汁だけで足りない栄養って?

おにぎりは炭水化物、味噌汁には食物繊維やビタミン、ミネラルが含まれていますが、これだけでは体に必要な栄養素を網羅できません。

とくに不足しがちなのがたんぱく質とビタミン、ミネラル類です。たんぱく質は筋肉や内臓、髪の毛など、体のあらゆる部分を構成する重要な成分です。

また、ビタミンやミネラルは代謝を助け、免疫力の維持に貢献します。例えば、朝からエネルギーをしっかり補充したいと思っても、おにぎりの炭水化物だけではパワーが持続しないかもしれません。

たんぱく質を取らないと、日中の活力が減少し、疲れやすくなったりすることがあります。栄養のバランスが取れていないと、体調を崩しやすい状態が続いてしまうのです。

栄養バランスを整えるためにプラスしたい食べ物

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

管理栄養士のアドバイスによると、朝食にプラスするべき食材として、一つめは「たまご」が挙げられます。

たまごはたんぱく質の宝庫で、茹でる、焼く、生のままで飲むなど、調理が簡単です。

忙しい朝でもすぐに準備ができる優れものです。次におすすめなのが「ヨーグルト」です。カルシウムやビタミンB群が豊富に含まれており、腸内環境を整えつつ、腸の働きをサポートしてくれます。

甘味が欲しい場合は、はちみつを少量加えるのもオススメです。

そして、フルーツも見逃せません。特にビタミンCや食物繊維が豊富な果物が良いチョイスです。季節に応じて、バナナやリンゴ、オレンジなどを用意し、一緒に食べるだけで、朝食の栄養バランスが大幅にアップします。フルーツは糖分が含まれているため、朝のエネルギー源としても最適です。

朝食を変えるだけで、1日をより良いものに

おにぎりと味噌汁に少し工夫を加えるだけで、朝食の栄養バランスが整い、一日を元気に過ごす土台を作ることができます。

例えば、たまごやヨーグルト、フルーツを一緒に摂ることで、栄養のバランスが取りやすくなります。朝からしっかりと栄養補給をすることで、集中力も高まり、仕事のパフォーマンスを向上させることにもつながります。

まずは、できる範囲から、朝食に少しだけ手を加えてみてはいかがでしょうか。毎日の小さな積み重ねが、健康な体を作る大きな一歩となります。自分の体を労わるつもりで、ぜひ今日からトライしてみてください。


監修者:西島 理衣(管理栄養士)
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。