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管理栄養士「肥満になるリスクが高い」→実は『痩せにくい人』が無意識にしている…意外な“NG習慣”とは?【プロが監修】

  • 2025.5.28
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

ダイエットを頑張っているのに、なぜか体重が減らない――そんな経験がある方は多いのではないでしょうか。実は、食べ方一つで太りやすさが変わることをご存知でしたか?管理栄養士によると、多くの人が無意識にやってしまっているNG習慣が、目指しているダイエット成功を妨げている可能性があるそうです。

食事のスピードがカギ!急いで食べると太りやすくなる?

まず注目したいのは「食事のスピード」。

私たちの体は、満腹感を感じるまでに少し時間がかかると言われています。そのため、急いで食べると、必要以上に食べてしまいがちです。

研究によれば、食事のスピードが速い人は、ゆっくり食べる人に比べて肥満になるリスクが高いという結果もあります。

特に忙しい毎日を送っている現代人にとって“ながら食べ”は日常茶飯事。テレビやスマホを見ながらだと、つい食べるのが早くなってしまい、食べ過ぎを引き起こすことが。食事の際は、意識してスローなリズムで噛むことを心がけると、食べ過ぎを防ぐだけでなく、消化も良くなるというメリットがあります。

食事のバランスを見直そう!偏った食事が太りやすさを招く

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

次に見直したいのは、「食事のバランス」です。栄養の偏った食事は、太りやすさを助長する原因の一つ。

特に、炭水化物に偏った食事や、野菜が不足している食生活は要注意です。

炭水化物を摂り過ぎると、血糖値が急上昇し、それによってインスリンが大量に分泌され、脂肪が蓄積されやすくなるのです。

また、野菜をしっかり摂取することによって、摂取カロリーを抑えながら、満腹感を得ることができます。また、野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、これらの栄養素は代謝を促進し、脂肪燃焼を助ける作用があります。普段の食事にバラエティ豊かな野菜をプラスするだけで、食事がグンとヘルシーになりますよ。

あなたの普段の習慣を見直してみよう!

食事のスピードやバランス以外にも、日々の習慣がダイエットに影響を及ぼすことは多々あります。

ストレスや睡眠不足も、無意識の食べ過ぎを引き起こす原因になることがあります。忙しさにかまけず、食事の時間をしっかりと確保し、食事を楽しむ余裕を持つことが重要です。また、睡眠をしっかりとることも忘れずに。良質な睡眠は、ホルモンバランスを整えることで、食欲を抑え、ダイエットをサポートしてくれます。

ダイエットの成否は一日や二日で決まるものではありません。生活習慣を少しずつ改善し、長期的に健康的なスタイルを目指しましょう。今回ご紹介したポイントを意識することで、より楽しく、効率的なダイエットライフを手に入れることができるかもしれません。少しの工夫と意識改革で、理想のボディを目指しましょう!


監修者:西島 理衣(管理栄養士)
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。