管理栄養士「シワを増やします」→実は『老化』を早めている…中高年がなるべく避けたい“NGな成分”とは？【プロが監修】

2025.5.27

私たちが日々食べる食事が、実は見た目や健康の老化速度に影響を与えるなんて信じられるでしょうか？

かつては「美は内側から」と言われたように、何を摂取するかが私たちの身体にとって非常に重要です。

管理栄養士がアドバイスする「老化を早めるNGな食べ方」を知ることで、未来の自分を守る準備をしてみませんか？さあ、一緒にその秘密を解き明かしましょう！

摂取過多は危険！「糖分」の罠

まず最初に注目したいのが、私たちの生活のどこにでも潜んでいる「糖分」です。

甘いものをつい手にしてしまう、そんな経験は誰しもがあるでしょう。しかし、糖分の摂取過多は「糖化」と呼ばれる現象を引き起こし、これが老化を加速させる原因となります。

糖化とは、血中の糖がタンパク質と結びつき、AGEs（終末糖化産物）と呼ばれる物質を生成する現象です。このAGEsはコラーゲンなどのタンパク質を硬化させ、皮膚の弾力を奪いシワを増やします。

さらに、糖分の多い食事は体内でインスリン分泌を乱し、糖尿病をはじめとする生活習慣病のリスクを高めることもあります。したがって、お菓子やジュース、ケーキなど、特に精製された糖を含む食品の摂取はほどほどにしましょう。

便利だけど危険！？「加工食品」の真実

次に注意したいのが、手軽で簡単に食べられる「加工食品」です。

スーパーマーケットやコンビニにならぶこれらの商品は、忙しい生活には欠かせない存在かもしれません。

しかし、加工食品に含まれるトランス脂肪酸や過剰な塩分、添加物は老化を進行させる大きな要因です。

トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やし、心臓病や動脈硬化のリスクを高めます。また、過剰な塩分摂取は高血圧につながり、脳や腎臓に負担をかけます。さらに、防腐剤や合成添加物は、体内で有害な化合物をつくり出し、身体の多くの機能に影響を与える可能性があります。新鮮な野菜や果物、そして調理が少なめの無添加食品を選ぶことで、少しでもリスクを緩和することができます。

思い出してほしい、食事の重要性

糖分や加工食品の摂りすぎが私たちの老化速度に影響を与えるのは事実です。

毎日の食事は、未来の健康や美しさに直結する大事な要素。食についての知識を深め、賢く選ぶことでより健康的なライフスタイルを構築しましょう。

やめた方がいい食べ方を意識し、自然の恵みを取り入れた食習慣を少しずつ取り入れていくことが、若さと健康を保つ近道です。さあ、一緒に老化を防ぐための小さな一歩を踏み出してみませんか？

監修者：西島理衣（管理栄養士）
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。