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介護士「気づけば家計を圧迫している」→『介護費用』で見落としがち…想像以上にかさむ“意外な3つの支出”とは?【プロが監修】

  • 2025.5.26
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

親の介護が始まると、生活だけでなく家計にもさまざまな変化が現れます。日々の生活に追われる中で、いつの間にか家計を圧迫している出費があることに気づかれるかもしれません。今回の記事では、親の介護によって生じる家計の変化にフォーカスし、特に見落としがちな3つの費用について解説します。

介護費用の全体像を把握する

親の介護は多くの方にとって大きな課題です。事前に情報を集め、準備をしておくことで、いざという時に落ち着いて対応できるでしょう。

まず理解しておきたいのが、介護にはどのようなお金が必要になるのかということです。介護サービスそのものにかかる費用はもちろん、周辺で発生する費用も考慮する必要があります。

介護費用には、介護施設の利用料や訪問介護サービスの費用などが含まれます。これに加えて、家の改修費用や交通費、医療費も発生する可能性があります。車椅子での移動を考慮して住宅をバリアフリー化したり、病院への定期的な通院で交通費がかさんだりすることもあるでしょう。

これらは直接的に介護にかかる費用ではありませんが、介護が始まると発生する可能性のある費用です。

見落としがちな「3つの費用」

親の介護に伴い、家計に影響を与える「見落としがちな費用」を3つご紹介します。

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

1. 日常生活に必要な介護用品

介護生活が始まると、細々とした介護用品が必要になります。

例えば、紙おむつや防水シーツ、使い捨ての手袋などが挙げられます。一つ一つの価格はそれほど高くなくても、毎日使うものなので、積み重なると予想以上の金額になることがあります。

また、除菌・消臭剤や特別なスキンケア用品など、介護の現場で必要となるアイテムも少なくありません。このような日用品の購入費用が積みあがっていくと、徐々に家計を圧迫していくことが多いのです。

2. 親族等との交流や情報共有にかかる費用

親の介護が必要になると、親族や友人、介護スタッフとの連携が不可欠になります。それに伴って発生するのが、交流費(交際費)です。

例えば、親族会議や打ち合わせの際の飲食代、遠方からの親族が来た際の交通費や宿泊費などが挙げられます。

また、介護に関する情報を共有するための通信費(インターネットや電話料金)が増加することも考えられます。これらの費用も予想外に高額になることがあり、気づかないうちに出費が増えているということも起こりえます。

3. 介護に伴う自宅の光熱費の増加

在宅介護の場合、親が自宅で過ごす時間が長くなるため、光熱費が増加する傾向にあります。

特に冬は暖房費、夏は冷房費がかさみ、電気代が高くなることが多いです。

また、夜間に介護が必要な親が頻繁に起きる場合、深夜の電力消費量が増えがちになり、家計の負担がさらに増す可能性があります。

介護を見据えた家計管理のすすめ

親の介護が始まると、それまで見落としがちだった日常費用が積み重なり、家計に大きな影響を及ぼすことがあります。

前述した「介護用品の購入費」「親族との交流費」「自宅の光熱費」などは特に注意すべきポイントです。これらの支出をしっかり把握し、計画的な家計管理を行うことで、安心して親の介護に取り組むことができるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、ご自身の家庭の状況と向き合い、必要な準備を進めてみていただければ幸いです。


監修者:寺崎芳紀(株式会社アースソリューション 代表取締役)

東京都生まれ。明治大学政治経済学部卒業。大手介護事業会社にて数多くの介護事業所開発や運営に携わる。2007年より現職。経営コンサルタントとして医療機関・介護事業所運営のコンサルティングサービス等を行い、現在に至る。