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使って可愛い、作って楽しい! 手工芸作家・堀川波さんのセンス溢れるおしゃれ小物【目利きの視線】

  • 2025.5.14

各界の目利きが注目する器やアート、暮らしの道具を紹介。今回は、手作りの楽しみが詰まったおしゃれの道具について、イトノワ ライフ 店主 渋谷有美さんに教えていただきました。

使って可愛い、作って楽しい堀川波さんのおしゃれ小物

大人の乙女心をくすぐる「センスのいい」小物たち

着心地のいい服や日用品など、渋谷有美さんのお気に入りが並ぶ「イトノワ ライフ」。手工芸作家・堀川波さんの藤や刺し子の小物も「とびきりのお気に入り!」といい、何度もポップアップストアを開いています。

「波さんの作品を見るたびに〝センスがいい〟というのは、こういうことかと思います。バスケットは大きさ、持ちやすさ、収納力、すべて申し分なく、当然おしゃれ。藤や刺し子のアクセサリーは金属アレルギーの方にも喜ばれています。なによりハンドメイドのあたたかみと、プロダクト製品のようなクールさの塩梅が絶妙。一見、可愛いクマちゃんのかごでさえ、持ってみるとすごくかっこいい。だからでしょうか。可愛いものは大好きだけど、年齢的に厳しいかしら……という大人の女性に人気ですね。みなさん〝これなら!〟と目を輝かせて選んでいかれます」

堀川さんはもともとイラストレーターであり(現在も)、実は藤編みも刺し子も初心者からスタートしたそう。藤編みのワークショップでその楽しさにハマり、編んで編んで、ついには藤で作るアクセサリーの手芸本を出版。出版社から「次はかごバッグの本を!」と熱望され、考案したバスケットが製品の原型になっています。刺し子も同じ「刺しゅうの本を作りませんか」というオファーがきっかけ。

「刺しゅうの専門家ではないけれど、こんなステッチなら刺せるかも」とイメージソースにしたのがタイの刺し子です。整然と縫い目の揃った日本の刺し子に比べ、ラフでのびのび。「少々バラつきのあるゆるいステッチが波さんらしく、北欧風の図案がまた素敵なんです」と渋谷さん。刺し子のキットは5月に行う堀川さんのポップアップストアにも並ぶので、装う楽しみと作る楽しみを欲張ってみては?

堀川さんの手作りから始まり、現在はインドネシアの工房でハンドメイドされているバスケット。奥から時計回りに「サシコステッチ スクエアバスケット」W29×D12×H30㎝ 41,800円。リバティ生地のクマカバーが悶絶するほど可愛い「ミニどんぐりバスケット」はΦ18×H18㎝ 27,500円。「サシコステッチ どんぐりバスケット」Φ18×H21㎝ 33,000円。(Φ=口径、W=幅、D=奥行き、H=高さ。すべて持ち手抜き)

ハンドメイドのぬくもりがありつつ、どこかキリリとスタイリッシュ。「大人可愛さ」が最大の魅力です

「満員電車でかさばらないこと」がコンセプトの「どんぐりバスケット」は、クマや刺し子のカバーのほかに籐のふたつき。

おうち形がキュートな新作ポシェットW18×D8×H14㎝ 25,300円。

リネンの「サシコブレスレット」8,800円。定番柄以外の刺しゅうは堀川さんとふたりの刺し子さんがチクチクしているそう。

日本伝統の水引細工を応用した籐アクセサリーは、これからの季節にぴったり。「ボリュームバングル」12,100円、「ドロップピアス」7, 150円。

図案つき生地から針までセットされ、W14×H15.5㎝の巾着が作れる「サシコステッチ巾着キット」3,850円。「シンプルなステッチで刺しゅう初心者でも安心。縫い目が揃わなくても可愛いので、ぜひお試しを」と渋谷さん。

堀川 波さん/イラストレーター、手工芸作家。大阪芸術大学グラフィックデザインコース卒業後、おもちゃメーカーの企画開発を経てフリーに。『籐で作るアクセサリーと小物』『刺し子ステッチで楽しむ服と小物』(ともに誠文堂新光社)など著書多数。

【SHOP DATA】itonowa Life

こじんまりとした店内にはデイリーに着られる服や、使い勝手のいい日用品が満載。目と鼻の先にかっぱ橋道具街があり、最近はインバウンドのお客様も多いそう。

2025年5月9日(金)〜11日(日)「イトノワ ライフ」で開催されるポップアップストアには、堀川さんも在店予定。商品は堀川さんのブランドサイトでも購入できます。
https://www.dottodot-works.com

東京都台東区松が谷3-7-1
第5サニーハイツ102
☎03-6231-7775
営業時間/11:00〜17:00
木曜休
https://itonowalife.com

撮影/安彦幸枝 構成・文/早川ちかこ

※素敵なあの人2025年5月号「目利きの目線 第21回」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
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この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

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