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自分で思うよりも多用していた「ちょっと待って」【辻元舞さん】

  • 2025.5.2

愛情いっぱいの泣き笑い子育てエピソードに、共感したり、思わず涙してしまう、などファンの多い辻元舞ちゃんのブログがVERY誌面に登場。もちろん、イラストも舞ちゃんの描き下ろしです。

※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合がございます。

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❝不要不急?のママコール❞

子供といると、ママー! ママー!と1日何回呼ばれているのか数えきれない、不要不急のママコール。こちらが揚げ物をしていようが、洗い物をしていようが待ったなし。そんな子供たちのママコールにはできるだけ付き合うように心掛けていたつもりですが、先日、長男から言われた一言でハッとしました。

その日は私にしては珍しく、次男寝かしつけまでに全ての家事が終わっており、明日の準備も済んでる、やり残している仕事もない、体力もまだある……!みたいなミラクルな日でした。次男を寝かしつけた後リビングに戻ると、長男が「ママ一緒にゲームやろう!」と誘ってきたんです。そう言えばここ最近一緒にやってなかったな、と思いながら「いいよー!」と応えると、

「…えっ? いいの⁉ ちょっと待ってって言わないの⁉ 嬉しいんだけどー‼」と驚きながら、キラキラした目で言われたんです。まさかそんなに喜ぶと思っていなかったし、「ちょっと待って」をそんなに言っているつもりもなかった。私ばかりが我慢しているつもりでいたけど、長男はいつもどんな気持ちで我慢してたんだろうと思うと、母涙目。

2歳の次男にはまだ「ちょっと待って」は通用しないけど、5歳の長男にはよく使っていることに気付きました。そして、その「ちょっと待って」を言った後になんとなくそのまま流しちゃっていたことも反省。なのに私は長男に「ちょっと待って」と言われても「はやくはやくー!」なんて言っていた。なんてことでしょう…猛省だ。

とは言え、「ちょっと待って」と言いたくなる場面は幾度となくあるワケで。それからは少し言い方を変えて、今は◯◯していて、あと◯分で終わるから待っててねー!など具体的に伝えるようにしています。そして必ず、おまたせ!と声をかける。と、長男の方が、なんだっけ?と忘れていたりもしますが、必ず声かけをするようにしています。

長男からの「ちょっと待って」も頭ごなしに急かさず様子を見ながら待ったり、長ければ「あとどれくらいで終わる?」と声をかけたりするようになりました。長男の一言はいつも、目線を変えるきっかけをくれるのでありがたいです。

そんな長男、最近熱心に腹筋をしています。ムキムキになって何するの?と聞くと、マッチョメンになってパパをぶん投げる!と。さすがにそれはちょっと待って(笑)。

【PROFILE】

つじもと まい

1987年生まれ、モデル、デザイナー。元USJのダンサーという経歴を持ち、TV番組「プレバト‼」では得意のイラストを披露するなど多才。何日もかけて描く水彩画などは撮影現場でも話題に。インスタ(@mai_tsujimoto)ではラフな私服スタイル、メーク法などが人気です。

文・イラスト/辻元 舞 編集/藤田摩吏子

*VERY2021年6月号「辻元舞の「自分ファースト」でいこう!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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