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「10億稼いで誰ともかかわらず山で暮らしたい」不登校息子が"投資"で見つけた『社会を生き抜く力』

  • 2025.5.2

学校に通うだけが正解の道ではないけれど、親としては不安になってしまう不登校。筆者の知人Aさんも中学生の息子が不登校になり悩んでいました。引きこもるようになった息子にAさんが勧めたのは『投資』。Aさんの息子が投資を通じて見たものとは一体どのようなものだったのでしょうか。

画像: 「10億稼いで誰ともかかわらず山で暮らしたい」不登校息子が

中学生息子が不登校になりました

Aさんは中学生の息子を育てる母。息子は中学校に入った頃から学校に行きたがらなくなり、2学期半ばから完全に不登校になってしまいました。

やりたいことがあって家にいるならまだしも、息子は無気力で何をすることもなく日々を過ごしています。息子にやりたいことがないか聞いても、いつも返ってくるのは「10億稼いで誰ともかかわらず山で暮らしたい」という言葉だけ。

学校にも行けず、家でも無気力で人とかかわりたくない。こんな中学生の息子がどうなってしまうのかAさんは途方に暮れていました。

株式投資を始めてみよう

「10億稼いで誰ともかかわらず山で暮らしたい」という息子の発言の「稼ぎたい」という部分に着目したAさん。少しでも息子が関心を持てればと、未成年口座を開設し株式投資を勧めてみました。

少し興味があったようで息子はこれまで貯めたお小遣いの5万円を使い投資を開始。自分のお金を使ってというのが効いたのか、図書館へ出かけ投資関連の本を借りてくるように。

勉強をして投資をすると面白かったようで、息子は朝の経済ニュースを見たいからと早起きするようにもなりました。Aさんは投資を始めたことによって息子の気力が満たされていると感じています。

引きこもり息子が外に出る

ある日、息子が「これに行きたい」とあるおもちゃ会社のイベントについてのページをAさんに見せてきました。自分が投資した会社のイベントの盛況ぶりをチェックしたいと言うのです。

不登校になって以来、人が多いところへは出かけたがらず引きこもりがちだった息子。そんな息子からのお出かけ要請が嬉しかったAさんは二つ返事でOKを出し、息子と2人イベントへ出かけて行きました。

その後も、「あの会社の新商品を見たい」と言った理由で、息子はどんどん外出ができるようになっていったのです。

投資で社会と繋がる息子

投資を始めだんだんと気力を取り戻していった息子。ついに「中学生が今どんなものに関心があるかも知りたい」と学校にも少しずつ行くようになりました。

実際にクラスのみんながやっているゲームの会社の株や、みんなに人気のVチューバーが所属している会社の株などを買うと、株価がその後上がることが多いらしく生の声は参考になると息子は言っています。

不登校になったときはどうなることかと思ったけれど、投資を通じて社会と繋がれたのが息子にとってはよかったようです。10億稼げる日が来るかどうかはわからないけれど、これからも息子なりの関わり方で社会を生き抜いていってほしいとAさんは思っているそうです。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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