大自然に抱かれる、雄大な絶景サウナ3選【美に効くサウナ入門】

心身の解放に最適な自然を味わうサウナ

一大ブームを巻き起こして以来、いまだ人気が衰えることのないサウナ。その魅力は、忙しない日々の中で酷使された脳と体をリセットし、日常では得難い心地よさを与えてくれる点にある。

そんなサウナの感動的ともいえる体験をより深め、心身にいっそうのリラックスをもたらすためのいい手助けとなってくれるのがロケーションだ。サウナ大国である日本では銭湯や温浴施設で手軽にサウナを体験することができるが、都会の喧騒を離れ、山や川、森林など、自然の中で“ととのう”瞬間は格別。ゾーンに入ったかのように深く、濃密な癒やしを得られるはず。

今回は、無類のサウナ好きとして数多くのサウナを訪れ、250以上のサウナを知るエディターが特に感動した自然を楽しむサウナを紹介する。

野尻湖に隣接する、木々に囲まれた癒やしの空

本場であるフィンランドさながらの薪サウナを有し、黒姫山の伏流を使用した水風呂や野尻湖へのダイブも可能。森林浴をしながら肌を伝う風を感じていると、まるで自分が自然と一体化したような感覚に。雪深くなる冬は、サウナ室を出たあとに雪に飛び込むのもおすすめだ。

新しいサウナ小屋が続々と完成するなど常に進化を続けているうえ、春夏秋冬で違う表情を見せてくれるから何度訪れても飽きない。

LAMP野尻湖 / The Sauna

長野県上水内郡信濃町野尻379-2

料金／［パブリックサウナ］1人あたり￥3,500〜／2時間［貸切サウナ］￥33,000〜／3時間※完全予約制

https://lampinc.co.jp/nojiriko/sauna

サウナ室から見える海と流氷に心奪われる

北海道、知床の海に面した場所に立地。オホーツク海を一望できるサウナ室が話題だ。特に2月頃の流氷シーズンには、一面に広がる流氷を堪能でき、その光景は圧巻。なめらかな流線形にカットされたウネウナと、シャープな直線で流氷を表現したカクウナの２種がある。

北こぶし知床ホテル&リゾート

北海道斜里郡斜里町ウトロ東172番地

料金／［2名1室］1名あたり￥29,000〜（入湯税別）

https://www.shiretoko.co.jp/onsen

幻想的な鍾乳洞に飛び込み、クールダウン

サウナ好きの中には水風呂にこだわる人が多いが、なんと鍾乳洞を水風呂として使用できる世界で唯一の場所がここ。通年16度ほどの水温が心地よく、広い鍾乳洞のスペースを自由に泳ぐことのできる贅沢さは一度味わうと忘れがたい。全国津々浦々さまざまなサウナを訪れたが、水風呂は間違いなく日本一と思えるほど最高だっだ。ちなみにサウナはテント式。丁寧に管理された高温の薪サウナもたまらない。

稲積水中鍾乳洞

大分県豊後大野市三重町中津留300

料金／［テントサウナ］1名のみ￥9,000、2名以上1名あたり￥6,500［小屋サウナ］1名のみ￥9,000、2名以上1名あたり￥6,500

https://inazumi.com/sauna

ちなみに、アウトドアサウナにおいて重要なのが紫外線対策だ。サウナや水風呂にはUVプロテクションなどを落とした状態で入るのがマナーだが、無防備な状態で紫外線を浴びるのは美容面でも非常に心配だ。そんなのときに活用したいのが“飲む日焼け止め”と呼ばれるインナーケア。体の内側から、メラニンがつくられにくい状態に整えてくれるため、日焼け止めを活用できないサウナなどでも非常に心強い。エディターが愛用しているおすすめのプロダクトはこちら。

こういったアイテムを上手く使いながら全力でサウナと自然を楽しめば、心身が満たされ、内側からの日も育めるはず。ぜひ休暇を利用して足を運んでみて。

Editor: Misaki Kawatsu

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