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『親が危篤に…』突然訪れるその時、あなたは動ける?!→ 焦らない人が“すでにやっていた”3つの備えとは?【プロが解説】

  • 2025.5.27
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

介護中の親が急に体調を崩したり、予期せぬ事態に直面したりした経験はありませんか?そのようなとき、落ち着いて対処するためには、事前の準備が不可欠です。いざというときに慌てず行動するための秘訣を探ってみましょう。

“もしも”に備える心の準備

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

親の介護中には、急な体調の変化や突発的な問題が発生することは決して珍しくありません。特に親が持病を抱えている場合や高齢の場合は、そのリスクがさらに高まります。

そのような状況でも落ち着いて対処できる人々は、日頃から万が一の事態を想定した心構えを持っています。

具体的には、親の健康状態を日頃からしっかりと把握し、どのような症状が出たら救急連絡をする必要があるのかを判断できるようにすることが重要です。

医療機関にあらかじめ緊急時の対応について相談しておくのも有効です。

実用的な準備の戦略

具体的にはどのような事前準備が有効なのでしょうか?

まず、緊急時の連絡先リストを作成することが挙げられます。

親のかかりつけ医や近隣の病院、救急にすぐに連絡できるよう、電話帳に登録しておきましょう。また、親の常備薬やアレルギー情報、持病についての記録を一覧にし、すぐに取り出せる場所に保管しておくと役立ちます。

これにより、医療従事者に迅速に情報を伝えることができ、迅速な治療につながります。

さらに、介護している親の生活パターンや習慣を記録する「日誌」をつけるのも有効です。これにより、日常の変化を早期に察知し、適切に対処することができます。また、家族や近隣の友人との連携も不可欠です。

急な入院や一時的に介護ができない状態になった場合に備え、親が信頼できるサポート体制を構築しておきましょう。

備えあれば憂いなし

親の介護における急なトラブルは避けたいものですが、完全に防ぐことは難しいのが事実です。

だからこそ、日頃から心の準備と具体的な対策を講じておくことが、いざという時の冷静な対応できるカギとなります。親への愛情を「安心」につなげるために、今一度「事前の準備」について考える時間をもってみてはいかがでしょうか。

しっかりと備えておくことで、親の健康を守るだけでなく、自分自身の不安も軽減され、より充実した介護生活が実現できるでしょう。 


監修者:寺崎芳紀(株式会社アースソリューション 代表取締役)
東京都生まれ。明治大学政治経済学部卒業。大手介護事業会社にて数多くの介護事業所開発や運営に携わる。2007年より現職。経営コンサルタントとして医療機関・介護事業所運営のコンサルティングサービス等を行い、現在に至る。