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爪切りは『お風呂の前』『後』どっちが正解?!→実は間違ってるかも…爪トラブルを招く“NG行動”とは?【プロが解説】

  • 2025.5.26
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

爪を切るタイミングに決まりはないと思っていませんか?多くの人が「お風呂上がりは爪が柔らかいから切りやすい」と考えがちですが、実はそれが間違いだったという驚きの事実があるんです。

爪切りはただのケアの一環と思われがちですが、正しい方法を知っておくことは健康な爪を作る上でとても重要なのです。今回は、プロが教える正しい爪切りの方法をお伝えします。

お風呂上がりの爪切りはNG?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

お風呂上がりに爪を切ると柔らかくなっていて楽と感じる人も多いですよね。

しかしプロの話では、これは爪の健康に良くないのだとか。

お風呂上がりは爪が水分を含んで柔らかくなっているため「割れ」「二枚爪」「形の乱れ」のリスクが高まる可能性があります。湯船やシャワーで爪がふやけると、爪の層(3層)が膨張して不安定になります。この状態で爪切りを使うと、切り口がギザギザになったり、爪の層が剝がれやすくなり二枚爪の原因にもなります。爪が乾き膨張した状態が収まると想定以上に深く切りすぎてしまったりする可能性もあります。

深く切りすぎると、巻き爪や爪の変形を引き起こすことも。健康で美しい爪を保つためには、お風呂上がりの爪切りは避けて、爪が乾いて硬くなった状態で切るのが理想的です。

正しい爪切りの方法とは?

では、正しい爪切りはどのように行うのでしょうか?

まず、爪切りのタイミングは、爪が乾いていて硬くなっているときがベストです。具体的には、お風呂に入る前や、入浴から30分~時間経過した頃が良いでしょう。また、切り方にもコツがあります。

爪を切るときは、丸く切らずに先端をまっすぐカットするのが基本。両端を深く切ると皮膚に食い込みやすくなり、特に足の爪の場合、巻き爪や陥入爪の原因にもなりやすいです。また、短く切り過ぎても、爪の横の皮膚が盛り上がり爪が巻きやすくなるので、指先とほぼ同じ長さか、ほんの少し長めに残すことをおすすめします。

切った後はヤスリで軽く形を整え、爪の角を軽く丸めるスクエアオフの形がベストです。こうすることで、なにかに引っかかって爪が割れてしまうトラブルなども避けることができます。

形を整えた後はオイルやクリームで保湿することで、爪表面と爪周りの皮膚をしっとりと守るバリアを作れます。

さらに、爪切りを使用するときは爪に負荷をかけないように切ることを心がけましょう。爪に余分な圧がかかるような切り方をすると、爪が割れたり、二枚爪や巻き爪になる可能性があるため、爪切りの刃幅の1/3程度を使って、少しずつ切るのがコツです。

健康な爪を育むために

あまり知られていない、爪切りのNGなタイミングをご紹介しました。できるだけ爪が水分をたっぷり吸っている時は避けましょう。また、爪切りの使い方を少しカエルだけどでも、さまざまなトラブルを回避することができます。

今日から実践できるポイントばかりなので、みなさんぜひ試してみてくださいね。


監修者:寺木智子

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・ネイルサロンローズローズ、ネイルスクールを27年間自由が丘で開業中。
・NPO法人日本ネイリスト協会本部認定講師
・JAPAN地爪ソムリエネイリスト協会代表理事
・爪本来の美しさと健康を引き出す「地爪育成」に特化したケアを提供。プロ育成を目的としたケアスクールも主宰(現在約1500人のケアネイリストを育成、輩出)