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「もっと早く準備しておけば…」いざ“親の介護”で後悔する人が大半?!…知っておくべき“3つの備え”とは?【プロが監修】

  • 2025.5.30
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

親が急に入院なんてことになると、「もっと早く準備しておけば…」と後悔する人が大半かもしれません。予期せぬ事態は誰にでも起こり得るものです。日頃からの備えであなたの心と時間に余裕を持たせることができます。この記事では、急な入院にも冷静に対応できるようになるための“3つの備え”についてご紹介します!どれも有益な方法ばかりですので、ぜひ最後までご覧ください。

ポイント①:親の医療や介護について話し合おう

まず一つ目は、親とのコミュニケーションです。家族間で、医療や介護について話し合う機会が少ないという方は、意外と多いのではないでしょうか。

医療や介護について話し合うことは、時にセンシティブな話題に触れることもありますが、目を背けずに互いの考えを日頃から共有することが、いざという時の心強い味方になります。

具体的には、親が持っている健康保険やどこの病院がかかりつけなのか等を聞いておくだけでも、入院の際の手続きをスムーズにする助けとなります。また、万が一のときにどんな医療や介護を望むのかを事前に確認しておくと、急な決断を迫られたときにも心に余裕が生まれます。

親の意向を知っておき、常に話し合いができる姿勢を持っておくことが大切です。

ポイント2:緊急時の連絡先リストを作成しよう

次に、緊急時の連絡体制を整えることです。

入院が決まると、家族や親戚との連絡はもちろん、会社や学校への報告も必要となります。一度に多数の人に連絡しなければならないのは想像以上に大変です。

そのため、普段から親戚や親しい間柄の友人、医療機関、保険会社などの連絡先をリスト化し、見やすい場所に保管しておくと良いでしょう。最近ではスマートフォンのアプリを使って管理する人も増えていますが、紙に書いておくことで、スマートフォンが手元にない場合も安心です。

慌てず、適切に情報を得るために、しっかりとした連絡網を準備しておくことが重要です。

ポイント3:知っておきたい入院手続きと費用の知識

最後に、入院の手続きと費用についての知識を持っておくことです。

入院にはデポジットが必要なこともあり、事前に費用がどの程度かかるか理解しておくと安心です。

また、健康保険がどのように適用されるかはケースによって異なるため、予め調べておくとスムーズです。さらに、付き添いや見舞いの際の注意点(感染症対策や面会時間など)も確認しておくことで、状況に応じた適切な対応が可能になります。

入院や手術の際の費用は非常に個人差が大きいので、事前に確認することをお勧めします。

備えがあれば心に余裕ができる

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「親の急な入院」。この言葉を聞いただけで、心臓がドキッとする方は多いのではないでしょうか。何が起こったのか、何をすれば良いのか、頭が真っ白になる・・・そんな状況を想像するだけで、不安で押しつぶされそうになります。

しかし、「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、日頃から少しずつ準備しておくことで、いざという時の心の負担は大きく軽減できます。家族で医療や介護について話し合っておくこと、緊急連絡先リストを準備しておくこと、そして医療手続きや費用に関する知識を身につけておくこと。これらは全て、自分自身を守る盾となり、心の余裕を生み出す剣となります。

この記事を読んでいるあなたも、ぜひこの機会に、ご家族との「もしも」について話し合ってみてください。そしてできることから少しずつ、備えを始めてみませんか?それはきっと、あなたと大切な家族を守る「確かな一歩」となるはずです。


監修者:寺崎芳紀(株式会社アースソリューション 代表取締役)
東京都生まれ。明治大学政治経済学部卒業。大手介護事業会社にて数多くの介護事業所開発や運営に携わる。2007年より現職。経営コンサルタントとして医療機関・介護事業所運営のコンサルティングサービス等を行い、現在に至る。