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実年齢より若く見える人は『ごはん』を食べている?! 医師が教える驚きの理由とは【医師の監修】

  • 2025.6.22
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「実年齢より若く見える人、なんであんなに若々しいんだろう?」と思ったことはありませんか?実は、若々しさのカギのひとつに「ごはん」が関係しているかもしれません。

普段何気なく食べているごはんに、なぜ若さを保つ秘密が隠されているのか。医師監修のもと、その驚きの理由を探ってみましょう!

なぜごはんが若々しさを保つのか?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

現代では「若さ」は単なる見た目の問題ではなく、健康や生活の質そのものに影響しています。実年齢より若く見える人は、健康的な食生活や生活習慣を送っていることが多いですが、その中でも「ごはん」が注目されているのはなぜでしょうか?

私たちの肌は、主にたんぱく質(アミノ酸)からできています。よく美容成分や飲み物などに入っている『コラーゲン』も、たんぱく質の1種。体内でコラーゲンを合成するには、食事からのたんぱく質摂取が不可欠です。

たんぱく質は、肉・魚・卵・大豆製品など、いわゆるおかずに多く含まれていますが、主食のごはんにもたんぱく質は含まれています。お茶碗1杯(180g)の白ごはんには、約4.5gの植物性たんぱく質が含まれており、これは絹ごし豆腐1/4丁を上回る量。

「ごはん=炭水化物(糖質)」というイメージが強いですが、実はお肌の材料となる栄養素も兼ね備えているのです。

若さを保つために適度な「糖質」は必要

最近では『糖質制限”を取り入れたダイエット法が広く浸透しています。しかし、極端に糖質を減らしてしまうと、体に必要なエネルギーが不足し、摂取したたんぱく質が肌の材料ではなく、エネルギー源として消費されてしまうのです。

その結果、肌への栄養が届かず、乾燥・くすみ・シワ・たるみといった肌トラブルを招くことに。さらに深刻な場合、筋肉や肌に蓄えられている『体たんぱく』までもがエネルギーとして分解されてしまいます。

糖質を控えること自体は悪いことではありませんが、何を食べないかではなく、何を選ぶかが重要です。中でも白ごはんは、他の糖質源(パンや麺類など)と比べて、肌の老化を進める『糖化』のリスクが低いことがわかっています。

糖化は、シミ・くすみ・たるみ・シワなど、肌の老化現象を引き起こす要因のひとつ。つまり、ごはんを適量・適質に摂ることは、肌のエイジングケアにもつながるのです。

医師によると「多糖類はダイエットにも効果的。お砂糖やフルーツなどの『単糖類』より、お米などの『多糖類』の方が長時間エネルギーになるのでお肌のためにも、美しいボディラインのためにも理想的」とのこと。

食事のバランスを保って若々しさを手に入れよう!

毎日の食事でごはんを積極的に取り入れることは、若さを保つための大切なポイントと言えます。

ただし、ごはん一辺倒でなく、栄養が豊富な玄米や雑穀米を適度に取り入れることもポイントです。米の価格高騰が叫ばれていますが、お米に玄米や雑穀米をプラスすることで食べごたえもアップできます。

バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠もあわせて心がけましょう。そうすることで、内側から輝く若々しさを手に入れることができるはずです。


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。