1. トップ
  2. 医師「若くても白髪が増えるかも」→ 実は進行を早めている可能性が…気をつけたい“NGな食事習慣”とは?

医師「若くても白髪が増えるかも」→ 実は進行を早めている可能性が…気をつけたい“NGな食事習慣”とは?

  • 2025.5.20
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

「まだ生えてこないと思っていたのに白髪が増えてきた…」。そんなお悩みを抱えている方、もしかするとその原因は毎日の食事にあるかもしれません。


若白髪はストレスや遺伝の影響もありますが、実は食生活も大きな役割を果たしているのです。医師が警鐘を鳴らす、若白髪を引き起こすかもしれない食事習慣について一緒に見ていきましょう。

白髪の原因とは?

白髪の主な原因は、メラノサイトという色素を作る細胞の働きが低下することです。

これは、加齢や遺伝的要素も影響しているとされていますが、それだけではありません。ストレスや栄養が偏った食事、不適切なヘアケアなども白髪を引き起こす主な原因に。そのため年齢関係なく白髪が生えてきてしまうことがあるのです。

考えられる2つの原因

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

まず1つ目に気をつけたいのが、栄養不足です。私たちの髪にはタンパク質、ビタミンB群、鉄分、亜鉛など、さまざまな栄養が必要不可欠です。タンパク質が不足すれば、髪の構造そのものが弱くなりますし、ビタミンB12や鉄分が足りないと、色素細胞の働きが鈍くなり、白髪を招く原因となりかねません。

特に、毎日偏った食事をしている人は要注意。ダイエットをするため、体に必要な栄養を考慮せずに食事を制限していると、髪も弱ってきます。また、白米やパンなどに偏った食事を続けていると、タンパク質やビタミン不足になりがちです。長期的に見ると、それが白髪の原因になることもあるのです。

2つ目は、糖分の過剰摂取です。甘いものが好きで、毎日500mlペットボトルのジュースを飲んだり、デザートを欠かさない人も若白髪のリスクが高いかもしれません。糖分の過剰摂取は体内の様々な部分に悪影響を及ぼしますが、髪に関しても例外ではありません。

糖分を大量に摂取すると、血糖値が急上昇し、インスリンの分泌を促します。この仕組みが体にストレスを与えることで、頭皮の血行が悪くなり、毛根に栄養が十分に届かなくなるのです。その結果、髪が弱くなったり、白髪が増えたりすることがあるのです。

まずは食事の改善から

常にバランスのとれた食事を心がけることは、白髪予防だけでなく、全体的な健康維持にもつながります。まず、日常的に摂取している食品を見直し、新鮮な野菜、果物、そして良質なたんぱく質を意識的に摂取するようにしましょう。具体的には、ビタミンB12が豊富な卵や乳製品、亜鉛を多く含む牡蠣やごま、鉄分の多い赤身肉を積極的に取り入れることをおすすめします。

また、甘いものを完全にやめるというわけではなく、甘いものを控えたり、糖分の低い商品を選ぶなど、バランスのよい食事を心がけましょう。

1歩ずつはじめてみよう!

若白髪を引き起こす原因と、食事について見てきました。食事の改善は誰でも手軽にすぐにはじめることができます。

毎日の食事にほんの少し気を配ることで、若白髪の予防や改善につながるかもしれません。若白髪が気になったら、一度食生活や生活習慣を見直してみてくださいね。


監修者:近藤惣一郎(ロンリー侍ドクター) SO グレイスクリニック 院長

undefined

京都大学医学部卒 医学博士(京都大学) 日本美容外科学会専門医 日本脳神経外科学会専門医・評議員 日本抗加齢学会会員 
2010年に美容外科・SOグレイスクリニック(東京・大阪)を開院。
「美は健康の上に成り立つ 」を モットーに 健康を大切にしたアンチエイジング美容医療を長年にわたり実践