1. トップ
  2. 1975年以降、日本中を夢中にさせた“伝説のアイス” 昭和の定番だった“懐かしのおやつ”の正体とは?

1975年以降、日本中を夢中にさせた“伝説のアイス” 昭和の定番だった“懐かしのおやつ”の正体とは?

  • 2025.5.14
undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

1975年以降、日本の家庭の冷凍庫には欠かせない存在となった「冷凍おやつ」があります。

夏の暑い日に口に含めばひんやりと体を冷やし、子どもから大人まで夢中にさせたそのアイス――それこそが「チューペット」です。

外観はシンプルな透明チューブに入った小ぶりの氷菓でありながら、一度手に取るとやみつきになる味わいで、多くの家庭の定番となりました。今回は、その伝説的アイスの誕生から人気の理由、そして現代における類似品の登場までを振り返ります。

「チューペット」の誕生と特徴とは?

「チューペット」は、前田産業(大阪)から1975年に発売された氷菓シリーズです。

ポリ(プラスチック)製のチューブに入った果汁氷は、ストローのように上端をカットして吸うか、あるいは少し柔らかくしてチューブごと絞り出して食べるのが定番スタイルでした。

当初はオレンジ・グレープ・レモン・白ブドウなど、子どもにも親しみやすいフルーツ系のフレーバーが中心で、果汁配合率もほどよく、すっきりとした甘さが特徴でした。

一大ブームの背景と普及

undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

発売当初は冷凍庫自体を持たない家庭も少なくありませんでしたが、1970年代後半には冷蔵庫に冷凍室が備わるのが一般的となり、「チューペット」の人気と時期を同じくして冷凍庫の普及が進みました。

また、駄菓子屋や学校の購買部、夏祭りの夜店などでもチューペットを扱う店が増え、子どもたちが路地でほお張る風景が日常的に見られるようになりました。

「チューペット」は2009年に生産終了となりましたが、現在でも当時を思わせる類似品が複数のメーカーから販売されており、大人世代の懐かしさを誘うとともに、新たな世代にも受け入れられています。

まとめ

シンプルなチューブ容器と、誰もが楽しめるフルーツ味の組み合わせは、発売から半世紀近く経った今でも多くの人々に親しまれています。

チューペットは、単なる氷菓の域を超え、日本の冷凍庫普及や子どもたちの夏の思い出に深く刻まれた“伝説のアイス”といえるでしょう。

ひんやりとした甘さが、当時の夏を彩った記憶とともに、今もなお語り継がれています。冷凍庫を開けるたびに蘇るあの頃の記憶――チューペットは、これからも多くの人にとって特別なおやつであり続けるはず。

近年では当時のパッケージを再現した復刻版が登場し、大人世代の郷愁を誘うと同時に、新たな世代にも人気を博しています。冷凍庫を開けるたびに、ひんやりおいしいあの頃の記憶を呼び覚ますチューペットはこれからもずっと、夏のおやつの定番として愛され続けることでしょう。