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イム様の声優は誰…?『ONE PIECE』異例な演出から読み解く“超越的な存在”の暗示

  • 2025.6.7
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写真:PhotoAC

『ONE PIECE』でついに“声”を発した「イム様」。その存在は、世界政府の最高権力「五老星」をも超越した“真の支配者”として描かれ、圧倒的な威圧感と戦闘力を誇っています。

今回は、「イム様の異常な能力」、「五老星との関係」、そして「その力に唯一対抗できる存在であるルフィ=ニカ」の可能性について読み解いていきます。

※この記事は『ONE PIECE』コミックス第111巻までのネタバレを含みます。

イム様の演出が意味するもの

原作マンガ第107巻1084話のラストで、ついにイム様は言葉を発しました。
しかしアニメでのそのシーンは、イム様の声に加工が施され、担当声優までも「???」で伏せられるという、極めて異例な演出がなされました。

この措置は、イム様がただの人間ではなく“超越的存在”であることの暗示とも受け取れます。

イム様は、普通の天竜人ですら知らない“虚の玉座”に座り、マリージョアに保管されている巨大な麦わら帽子を見つめ、ジョイボーイとの関係も示唆されてきました。

このことから「空白の100年」や“巨大な王国”の滅亡に深く関わっていることは明白です。
そして、ついにその存在が声を発したことで、物語は大きく核心へと進み始めました。

圧倒的な支配力と戦闘能力

イム様は五老星を従える唯一の存在であり、彼らがどれほど強大な力を持っていようとも、跪(ひざまず)かせる「絶対的権力」を持っています。

エッグヘッド編では、五老星の一人・サターン聖が直接出撃し異形の姿を見せましたが、それすらイム様の命令の下で動いているにすぎません。

さらに、イム様はベガパンクの分身であるヨークを取り込み、マザーフレイムという大規模破壊兵器をも掌握しています。
マザーフレイムはルルシア王国を一瞬で消滅出来る力を持ち、まさに古代兵器並みの軍事力を持っていました。

これによりイム様は、世界を瞬時に掌握しうる“神”と呼ぶにふさわしい軍事力と権力を持つ存在といえるでしょう。

イム様の「矢」と黒い稲妻の正体

イム様は武力行使も自ら行い、サボに向かって放った“黒い矢”のような攻撃は、ただの物理的ダメージだけでなく、自然(ロギア)系の能力者のサボを突き刺す「異質」なものとして描かれました。

さらに、サボのメラメラの実の炎を一時的に奪ったかのような描写もあり、「能力を模倣または吸収できる力」を持っている可能性すらあります。

極めつけは、マリージョアから遠く離れたエッグヘッドにいたサターン聖を、一瞬で黒い稲妻によって消滅させた描写です。
これは、空間や距離をも超越した攻撃能力を持っていることを意味しており、五老星ですらイム様に逆らうことは不可能であることが強調されました。

イム様に唯一対抗できる存在、ルフィ=ニカ

このような圧倒的存在に対抗できるのは、今のところルフィだけと考えられます。

ルフィは“ジョイボーイの再来”と言われており、「太陽の神“ニカ”」として覚醒しています。
その力は自由そのものを体現し、どんな理不尽な支配も打ち破る“解放の戦士”なのです。

カイドウが「悪魔の実の能力<覇気」と語っていたように、イム様のような規格外の存在に立ち向かうには、“覇王色の覇気”を極限まで高めた力こそが「鍵」となると思われます。

つまり、最終的な構図は「世界政府vs海賊」「神の力vs Dの意志」という、『ONE PIECE』の未だに謎に包まれている対立の構図に、収束していく可能性が高いのです。

おわりに

イム様という存在の正体が徐々に明かされつつある今、世界の秩序そのものが塗り替えられようとしています。

世界を支配する“神”の存在に対し、それを超えるのは“自由”を掲げる太陽の“神”ニカであるルフィになるはずなのです。

物語はついに“神話の終盤”へと突入しました。
力による支配か、意志による解放か――運命の対決の時が、静かに近づいています。


※記事内の画像はイメージです。
※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典:「ゆっくり考察クリーム」
動画:【驚愕!!】イム様の声優は誰?イム様の強さがレベチすぎるが倒せるのはジョイボーイだけ