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能力も性格も正反対なのに…『ONE PIECE』ゾロとサンジの共通する“ウラの顔”

  • 2025.6.6
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写真:PhotoAC

麦わらの一味には、昔から“とにかくケンカが絶えない2人”がいます。
それは、皆さんもご存じの「ゾロ」と「サンジ」です。
今回は、この正反対すぎる2人の関係性を、“あだ名バトル”や“性格・戦闘スタイル”からひも解いていきます。

※この記事は『ONE PIECE』のコミックス111巻までのネタバレを含みます。

名物あだ名合戦「素敵マユゲVS迷子マリモ」

ゾロとサンジのケンカで印象的なのは、何と言っても“あだ名の応酬”です。

定期的に勃発しているあだ名合戦は、各エピソードで必ず1度以上は起こっており、もはや定番化しています。

ゾロはサンジのことを「素敵マユゲ」や「ほげー」と呼び、サンジはゾロのことを「迷子マリモ」や「藻」と呼ぶなど、あだ名での罵り合いがもはや芸術の域に達しています。

ちなみにゾロは、原作中で一度もサンジを名前で呼んだことがありません。(アニメでは1度だけあります)
常にサンジの事をあだ名で呼ぶ、もしくは不機嫌なあだ名で呼び捨てです。ゾロは戦闘中で気分が乗っている時でも、基本的には「コック」と呼んでいるイメージがありますね。

この“お互いを意識しすぎな不器用さ”が、逆にゾロとサンジの2人の関係の深さを感じさせてくれる気がします。

性格も能力も正反対な“対の存在”

ゾロとサンジは、性格も戦闘スタイルもまったく異なります。

ゾロは三刀流の剣士。武装色の覇気を得意とし、類まれなるパワーと根性で押すタイプと言えます。
サンジは武器を使わず、蹴り技専門。見聞色に優れており、スピードと判断力と頭脳戦で戦うスタイルを取っています。

新世界に突入してからは、ゾロは左目を閉じ、サンジは前髪で右目を隠しているなど、2人はビジュアルまで左右対称という、こだわりの詰まった設定になっています。
また、どんな時でも方向音痴なゾロと、常に一足先に到着して先回りしがちなサンジという構図も、対比の妙が効いていますよね。

仲間想いすぎる2人の“裏の顔”

そしてゾロは、普段は寡黙な印象ですが、実は誰よりも仲間想いなのです。
ナミのピンチを即座に受け止め、チョッパーの背中を洗ってあげたりと、さりげない優しさも見せてきました。
ブルックが仲間になったスリラーバークでは、ルフィの戦闘時の痛みや疲労をゾロが全て背負うという、ファンの中ではかなり有名な、仲間想いの名シーンもあります。

そしてサンジはゾロとはうって変わって、一人で背負い込みがちなタイプです。
ホールケーキアイランドでは、家族の問題を抱え、仲間に頼らず旅を離れようとしていました。

しかし、ルフィが命がけでサンジを迎えに来てくれたことで、本当の意味で“仲間を信じること”を学びました。

おわりに

ゾロとサンジは日々言い合いばかりしていますが、根っこの部分ではお互いを強く信頼し合っています。
幾度となく張り合っているケンカすらも“日常”であり、彼らにとっての“絆の形”なのでしょう。

もし物語の最終局面で、2人が初めてお互いの名前を呼び合い、ハイタッチでも交わすような展開がきたら――
その瞬間は、ファンにとって間違いなく涙モノの名場面になるでしょう。

ケンカしても、ずっと仲間であることに変わりはない。
ゾロとサンジの関係性は、“麦わらの一味”のバランスそのものを象徴しているのかもしれません。


※記事内の画像はイメージです。
※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典:「ゆっくり考察クリーム」
動画:【驚愕!!】実はゾロとサンジは大の仲良し!2人は対照的に描かれている