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デミ・ムーア、歳を重ねても「自分の価値が損なわれるわけではない」

  • 2025.4.28
Demi Moore at the 2025 Vanity Fair Oscar Party

ピープル』誌の「世界で最も美しい人」に選ばれたデミ・ムーア。特集号のインタビューで、19歳でドラマ「ジェネラル・ホスピタル」に出演した当時のことを振り返った。「俳優としてやっていけるかもしれないと初めて実感できたのは、『ジェネラル・ホスピタル』の出演が決まったときです。昼ドラとして成功している番組で、ホンモノの仕事を得たわけですから。当時はエリザベス・テイラーがゲスト出演したばかりで、注目が集まっていたんです」

1963年に放送開始した「ジェネラル・ホスピタル」は、米最長寿のドラマシリーズとしてギネスに認定されているソープオペラ(昼ドラ)。エリザベス・テイラーは、1981年11月にカメオ出演している。「仕事が決まったのは、19歳の誕生日のちょうど一カ月前でした。お給料としてお金がもらえる、ホンモノの仕事です。掛け持ちで仕事をしなくても済むことを意味しました。自分が愛し望んだ仕事で、暮らすことができるのです。本当のスタートを切った瞬間でした」

「ジェネラル・ホスピタル」には1982〜1984年に出演した。左からトリスタン・ロジャース、デミ・ムーア。
ABC's "General Hospital" (7/29/82) 「ジェネラル・ホスピタル」には1982〜1984年に出演した。左からトリスタン・ロジャース、デミ・ムーア。

1984年に「ジェネラル・ホスピタル」を降板後、デミはすぐに『アバンチュール・イン・リオ』(1984)に出演し、立て続けに『セント・エルモス・ファイア』(1985)、『きのうの夜は…』(1986)とヒット作に恵まれる。1990年には、代表作の一つである『ゴースト/ニューヨークの幻』が公開。その後はキャリアの浮き沈みに苦しむ時期もあったが、近年はドラマ「フュード/確執 カポーティ vs スワンたち」や「ランドマン」に出演し、最新作『サブスタンス』(2024)では、ゴールデン・グローブ賞など数々の賞に輝き、40年超の俳優人生で初めてアカデミー賞候補となった。

「これまで自分の身体が経験したあらゆることに対し、より深い感謝を感じています。鏡を見て、『あぁ、老けたな』とか、『顔が衰えてきた』と思わないわけではありません……確かにそう思います。でも、今の自分を受け入れていますし、変化のせいで、自分の価値や自分が何者であるかが損なわれるわけではないと理解しています」

Text: Tae Terai

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