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「申し訳なくて…」筋トレ依存の夫。妻に話したつらい過去と、未来への不安とは?<筋トレに沼りすぎる夫>

  • 2025.4.30

さきさんと夫のもりおさんは、結婚2年目の共働き夫婦。マイホーム購入を目指して節約している中、夫が突然ダイエットに目覚め、ジムに通い始めます。もりおさんは、ジムの常連であり、会社の後輩・山瀬さんに筋トレ方法を教わりながら、3カ月目には見違えるほどムキムキに。周囲にもほめられ、「もっと鍛えたい」と筋トレに没頭するようになりました。そして、もりおさんが筋トレにのめり込めばのめり込むほど夫婦仲は悪化。さきさんに激怒され、もりおさんは筋トレとの向き合い方に悩み始めます。事情を知った山瀬さんは、もりおさんは、醜形恐怖症(自分の体や顔が醜いと思い込み、不安感や苦痛を感じる症状)ではないかと指摘。山瀬さんの紹介で、過去に同じ悩みを抱えていた竹之内さんから話を聞いたもりおさんは、さきさんに自分の状況について打ち明けることに……。

はじめて知った夫の葛藤

私は、夫から心の病気かもしれないと聞かされ、夫が体型にコンプレックスを抱えていたとを知りました。

※醜形恐怖症=自分の体や顔が醜いと思い込み、不安感や苦痛を感じる症状。

「自分の子どもにも同じ思いをさせてしまう……」
もりおさんは、子どもができたとき、過去に太っているせいで自分がしてきたつらい経験を、子どもにもさせてしまうのではないかと不安になり、筋トレを決意したと打ち明けます。

「でも今度は、筋肉を失うことが怖くなった」
しかし、筋トレをしてダイエットに成功して自信が持てたら、次は筋肉を失う恐怖に襲われるようになったと言います。

そして、この話をしている今でも、筋トレのことが頭から離れないと話すもりおさん。こんな情けない夫で申し訳ないと、さきさんに謝るのでした。

もりおさんにとっての筋トレは、単なる趣味ではなく、自分に自信をつけるため、その自信を維持するため、不安を払拭するためなどの意味もあったようです。幼少期からずっと抱えていたコンプレックスを、克服するのはなかなか難しいことですよね。

もりおさんのように、何かにすがってしまうという人も、少なくないのかもしれません。心のSOSに自分では気がつけない場合もあります。依存症のようになってしまったり、より自分を追い詰めてしまったりする前に、身近な信頼できる人に、まずは相談してみることが大切なのかもしれませんね。


著者:マンガ家・イラストレーター くまお

ベビーカレンダー編集部

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