1. トップ
  2. ファッション
  3. ファッションの記憶から紐解く、“白スニーカー”の魅力——今こそワードローブに迎えたい、ミニマルな名品16選

ファッションの記憶から紐解く、“白スニーカー”の魅力——今こそワードローブに迎えたい、ミニマルな名品16選

  • 2025.4.25

ファッションの歴史を振り返っても、白スニーカーは数々の印象的なシーンを彩ってきた。中でも象徴的なのが、セリーヌ(CÉLINE)2011年秋冬コレクションのフィナーレの一幕だ。登場したフィービー・ファイロの足もとには、真っ白な「スタンスミス」。潔くミニマルなスタイルに映えるその一足は、白スニーカーがモードの舞台でも存在感を放つことを証明した。

続く2015年春夏のコレクションでも、彼女は変わらぬスタイルでランウェイに登場。ベージュのニットに完璧な黒のパンツ、そして白のスニーカー。公の場にめったに姿を見せない彼女だからこそ、その佇まいは語り継がれる“ミニマルで知的な女性像”の象徴となった。

セリーヌ、2012-13年秋冬コレクションでのフィービー・ファイロ
Celine: Runway - Paris Fashion Week Fall/Winter 2012セリーヌ、2012-13年秋冬コレクションでのフィービー・ファイロ
セリーヌ、2015年春夏コレクションでのフィービー・ファイロ
セリーヌ、2015年春夏コレクションでのフィービー・ファイロ

この象徴的なスタイリングが物語っていたのは、白スニーカーが持つ、揺るぎない信頼感だ。シーンを問わず寄り添ってくれるその存在は、流行に左右されることなく、今も変わらず私たちのワードローブに欠かせない一足として愛され続けている。

トレンドに流されず、自分のスタイルを大切にしたい人にとって、白スニーカーは永遠のスタンダード。シンプルなのに、どこか上品に決まる——そんな一足を、この春、ワードローブに加えてみては?

Text: Héloïse Salessy Adaptation: Saori Yoshida

From: VOGUE.FR

READ MORE

元記事で読む
の記事をもっとみる