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点と点を結ぶ、様々な繋がり。 写真と文:橋口菜花 (『TONE』店主) #4

  • 2025.4.29
出典 andpremium.jp

私には大切にしている言葉がある。

「人を巻き込んで、しあわせの連鎖を作り出せる人になりなさい」

私が働いている『TONE』は、繋がりを大切にしている。

これは私自身も大切にしていることでもある。それは人と人、物事、あるいは状況との間にある関係性など様々な形で感じることができる。繋がりといっても持続的に有意義なコト、モノにするためには単に存在するだけではなく、関わり合いやお互いの理解、信頼、尊重が不可欠だと思う。

繋がりが生まれる時は、必ずそこに人が存在していると思う。

コーヒーや焼き菓子は、深掘りするほど人や文化に関わっていることがわかる。たった1杯のコーヒーの背景にもたくさんの人が関わっていて、バリスタはそれらのストーリーや美味しさを伝え、繋げていく役目でもある。

お店を長く続けていくにも、お店そのものだったり、立地だったりも関係するのだけれど、お店の雰囲気や空気感、音だとかを作り出すのはやっぱり人から発する態度や言葉だと、私は思う。

人に会って話をすることが当たり前に思うかもしれないけれど、コロナというものを経験してお店が存在し、そこに立てていること、たくさんの人が足を運んでくれることが当たり前ではなく、瞬間的な感動や喜び、感謝を忘れてはいけないなと思う。

「点と点があったとして、1点で立つより2点で立つほうが安定するし、3点で立つのはもっと安定するよね」

人も1人でなにかするより、誰かと支えあったり笑ったり共有したり共感したりして、楽しくいきたいと私は思います。

出典 andpremium.jp

今回で最後のコラムになります。読んでくださった方ありがとうございました。

このお話をいただいたのも、知人を通して「はじめまして」なんてほんの少し話をしたことから繋がったので、人生はいつなにが起こるか本当にわからないです。

わからないからこそ面白いのかもしれないです。

edit : Sayuri Otobe

『TONE』店主 橋口菜花

出典 andpremium.jp

1990年生まれ。美容師から飲食業界に転身し、現在は「crage」に入社。2024年5月世田谷区駒沢に『TONE』という焼き菓子とコーヒーのあるカフェの立ち上げから関わり、店舗管理・マネージャーとして働いている。

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