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日本人女性「母子手帳がない国で出産」その後の展開に「1番苦労しました」

  • 2025.6.3

妊娠中の健康状態や出産の経過、子どもの発育などを記録する母子手帳。成長の記録がぎゅっと詰まった、かけがえのない一冊でしょう。

長年海外生活をされていた方がブログに投稿した「母子手帳」が話題になりました。どんな母子手帳だったのでしょうか?

こちらをご覧ください。

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こちらは、英語併記の母子手帳です。カナダのトロントでは、日本で配布されているような母子手帳はもらえなかったため、投稿者さん自身で取り寄せたとのこと。

よちよち歩きをする赤ちゃんのイラストが、なんとも愛らしいですね。お母さんから木馬の刺繍のカバーを作ってもらい、一緒に使っていたそうですよ。

外国語表記の母子手帳は、英語の他にも中国語やタイ語、ポルトガル語などもあり、記録ページを外国語と日本語の2か国語で併記されています。日本に住む外国の方の他にも、海外に住む日本人の方も使用することがあるようです。

母子手帳を使ってみて…

こちらの母子手帳について、投稿者さんに詳しくお話を伺いました。

---とても魅力的な母子手帳ですね...!こちらの母子手帳を選んだ理由をお聞かせください。

当時私が住んでいたカナダでは母子手帳というものがなく、トロントの日本人領事館でも母子手帳の配布はありませんでした。そこで、日英併記の母子手帳をネットで注文し、日本から取り寄せました。当時表紙があまりかわいいと思えなかったので、母にお願いして刺繍入りカバーを作ってもらいました。

---木馬の刺繍のカバーも素敵です!実際母子手帳を使ってみた感想をお聞かせください。

海外では出生証明書や予防接種カードはありますが、医師が母子手帳に成長の様子を記録する文化はないので、出産前後の体重や成長記録は全て自分で書き入れていました。日本とワクチンの種類も違うので、日本のワクチン表と見比べながら記録するのが1番苦労しました。

---日本とは違うことも多く、大変なこともたくさんあったのですね。

苦労や工夫があった分、大きくなってから見返すと当時の思い出が詰まっていて、愛着が湧きました。

---母子手帳を開くたびに、当時の様子が思い起こされますね。

海外という慣れない環境での出産や育児には、戸惑いや苦労も多かったことでしょう。だからこそ、母子手帳はその頑張りの証として、特別な存在になっているのかもしれませんね。