1. トップ
  2. グルメ
  3. 【世界に6店舗のみのスタバ!しかも元郵便局】コーヒー王国のイタリア・ミラノで豪華ですごすぎるスタバ実録ルポ|限定グッズも

【世界に6店舗のみのスタバ!しかも元郵便局】コーヒー王国のイタリア・ミラノで豪華ですごすぎるスタバ実録ルポ|限定グッズも

  • 2025.4.23

イタリア・ミラノといえば、モードの最先端であり、また美しい歴史建築と洗練されたカフェ文化の街。そんな中に、まるで“異質”とも思える存在のスターバックス リザーブ ロースタリーがあるのをご存じでしょうか。しかも世界で6店舗しかない「スターバックス リザーブ ® ロースタリー」という焙煎所付きのスタバは特別! もちろん限定グッズも見逃せません。これを読んだらミラノに行きたくなること間違いなし!

ミラノで「スタバ」?

コーヒー大国イタリアにおいて、スタバがようやく初出店を果たしたのは2018年。場所はミラノの中心部、かつての中央郵便局を改装した重厚な建物に入っています。

スタバというとカジュアルな印象が強いかもしれませんが、ここはまるでコーヒーの劇場のような特別な空間です。表にはしっかりと「POSTE」と郵便局だった頃の名残が。

今回、現地で日本人ガイドさんから解説を聞いたので、コーヒー大国・イタリアにスタバができた経緯も触れたいと思います。

【歴史と背景】 なぜイタリアでのスタバ設立に時間がかかったのか?

イタリアにはエスプレッソを立ち飲みする“バール文化”が根強く、1杯1ユーロ前後で提供されるコーヒーが当たり前。そんな中、ゆっくり座って長居するスタバのスタイルはなじみにくいとされてきました。

しかし、スターバックスの創業者ハワード・シュルツが若い頃にインスピレーションを受けたのは、実はイタリアのバール。世界中にイタリアのバール文化のように楽しめるコーヒーチェーンを作りたい。そう思い、スターバックスが始まったそうです。

ある意味で原点回帰とも言える形で、ようやくミラノ出店が実現。いわば、念願である肝煎りのお店なのです。

そもそもスターバックス リザーブ® ロースタリーとは?

世界4か国に6店舗のみあるスターバックス リザーブ® ロースタリー。世界でも選ばれた場所にしかなく、現在、アメリカのシアトル、ニューヨーク、シカゴ、日本の東京、中国の上海、そしてイタリアのミラノにあります。公式HPによると

世界のスターバックス リザーブ® ロースタリー

コーヒーの焙煎所であることはもちろん、スターバックスの飽くなきコーヒーへの探求心から生まれた、のめり込むようなコーヒー体験をお届けする場所です。スターバックスがこれまで培ってきたものを大切にし、コーヒーのロースティングとクラフトを今に伝えています。

とあるように、焙煎したばかりのコーヒーを五感で感じることを私たちに体感させてくれるのです。

【雰囲気】ミラノ店の圧巻の内装と空間演出

店内全体の美しさ

一歩足を踏み入れると、まず目を奪われるのは高い天井と美しい建築のディテール。アール・デコ様式を残しつつ、現代的なデザインが見事に融合しています。入ってすぐ目に入るのは中央には巨大な焙煎機「ソレラ」。

金属のパイプや透明の配管を通してコーヒー豆が店内を舞います。まるで工場とアートの中間のようで、訪れる人々をワクワクさせてくれる空間です。実際に店員さんが豆の焙煎の管理をしています。

注文カウンター

カウンターは大理石やブロンズ仕上げで、まるでバリスタが立つステージのよう。スタッフも非常にプロフェッショナルで、カクテルのようにコーヒーを淹れてくれます。

さらに注目は、古い空港のボードのようにパタパタと文字が変わっていく様子もタイムスリップしたような、でも新しさを感じる不思議な雰囲気を作り出します。

【味】 リザーブ限定メニューと特別な体験

ピスタチオ オーツミルク ラテ tall 7ユーロ

普通のスタバでは味わえないのが、この「スターバックス リザーブ ® ロースタリー」の醍醐味。たとえば、サイフォン式のコーヒーや、ニトロコールドブリューといった抽出方法の違いを楽しめたり、コーヒーカクテルのようなアルコール入りのドリンクまであります。

中でもおすすめは「エスプレッソ マティーニ」や、イタリアといえばのリキュール・カンパリを使った「Milano Torino」など。他にも、濃厚なアフォガートや、筆者が訪れた2025年の4月はピスタチオとオーツミルクを使ったラテがミラノ限定で提供されていました。

ミラノ店メニュー

コールドブリュー レモンサワー 7.5ユーロ

こちらのメニューは、バリスタがシェイカーを振って作るノンアルコールのフレーバーコーヒー。

マリトッツォ 9ユーロ

また、併設されているベーカリー「プリンチ」も注目です。イタリア産の小麦を使ったピザやフォカッチャ、クロワッサンが豊富で、どれも焼き立て。朝食やランチにもぴったりです。

筆者のおすすめは、日本でも流行した生クリームがたっぷり入ったイタリアのお菓子・マリトッツォ。見た目も可愛い上に、中にコーヒークリームも入っていてスタバのオリジナリティも。

【お土産】 限定グッズとショップの魅力

ロースタリーの入り口横には、広々としたグッズコーナーがあります。ここではミラノ限定のタンブラーやマグカップ、トートバッグなどが販売されており、スタバファンにはたまらない空間です。

特に人気なのが、イタリア語がプリントされたロースタリー限定のセラミックマグや、ミラノの街並みをモチーフにしたアートデザインのボトル。スタイリッシュで、日常使いにもプレゼントにもぴったりです。

大理石風タンブラー 20ユーロ

タンブラー 12.50ユーロ

ミラノの文字入りタンブラー 26ユーロ

しかも、オーダーすれば10ユーロで名入れも可能

また、コーヒー豆も種類豊富で、現地で焙煎されたロースタリーブレンドなどが手に入ります。スタッフさんが丁寧におすすめを教えてくれるので、言葉に不安がある方も安心です。

【実際に訪れてみて】 観光地とは一味違う体験

ミラノ文字入りお皿セット4枚入り 100ユーロ

ミラノといえばドゥオーモやガレリアなど観光名所が豊富ですが、このスタバはそれらの間に位置しておりアクセスも抜群。とはいえ、訪れた瞬間に街の喧騒から切り離されるような“別世界感”が魅力です。

タイミングによっては入場制限がかかり、列に並ばなければいけない時もありますが、朝や夕方は比較的空いていて、静かに過ごしたい方におすすめ。

観光の合間に立ち寄るだけでも価値がある、まさに“ミラノでしかできないコーヒー体験”ができるのです! 参考になれば幸いです。

スターバックス リザーブ ロースタリー ミラノ Starbucks Reserve Roastery Milano

所在地 P.za Cordusio, 1, 20123 Milano MI, イタリア

営業時間 7:30-22:00

元記事で読む
の記事をもっとみる