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「幼い子供を4人連れての京都旅行。ホテルから出かける準備をしていると、フロントから電話が入り...」(高知県・50代男性)

  • 2025.4.22

高知県在住の50代男性はシングルファーザーで、4人の子供を育てている。

まだ子供たちが幼かった十数年前、一家は5人で京都を訪れていた。

一番下の子はまだ乳飲み子。粉ミルクや哺乳瓶、おむつが必需品だったのだが、Kさんはバスに荷物を入れたカバンを忘れてきてしまい......。

バスに荷物を置いてきてしまって...(画像はイメージ)

<Kさんからのおたより>

私はシングルファザーで、4人の子供を育てています。

下の子がまだ1歳になるかならないかくらいのとき、4人を連れて京都へ旅行に行ったことがありました。

観光した後、バスに乗って予約してあったホテルへ向かい、無事に到着したのですが......。

ホテルから出かける準備をしていたら...

ホテルで下の子に粉ミルクを飲まそうとして、哺乳瓶と粉ミルクが入ったバックがないことに気づいたのです。

バスの中に忘れたのだと思って、バス会社に問い合わせると、もうそのバスは車庫に入っているとのこと。忘れ物としてあがっていないか聞いてみてくれることになりました。

「忘れ物は何ですか?」と聞かれ、「バックと、中身は哺乳瓶と粉ミルクとオムツ数枚です」と答えました。

「時間がかかるので今日中かどうかわかりません」と言われ、宿泊しているホテルと名前を言って電話を切りました。

カバンの中には粉ミルクや哺乳瓶が(画像はイメージ)

哺乳瓶と粉ミルク、オムツを買いに行った方が早いなとは思いましたが、その時、下の子は寝ていたので、起きてからと考えて1時間ほど待機。

下の子供が目を覚まし、買いに行こうと思って準備していたら、フロントから部屋に電話がありました。

「バス会社の方がフロントにお見えです」

電話でそう言われ、急いで子供たちを連れて降りてみると、バックを持ったバス会社の人がいました。

「中身が哺乳瓶と粉ミルクとオムツだったので、急いで持ってきました。僕にも子供がいますので、大変さはわかるので急いでお持ちしました。
バスを運転していたのは自分なので、すぐに気づけば良かったんですが、申し訳ありません」

運転手さんは話してくれました。

私が「申し訳なかったのは自分の方です。本来なら取りに行かなきゃいけないのをわざわざ持ってきてくれて、感謝してます。ありがとうございました」とお伝えしたら、「一度でも乗っていただいた方は、大事なお客様ですから」と言ってくれました。

本当に当時は、ありがとうございました。

(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)

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