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なぜ人気?「おじさん」タイトルの漫画が増加中!!購入層は“共感世代”か

  • 2025.4.21

「おじさん」「おっさん」マンガが急増中!?

「おじさん」「おっさん」マンガが急増中!?
「おじさん」「おっさん」マンガが急増中!?

最近の漫画タイトルでよく目にするのが、「おじさん」「おっさん」というワード。BookLiveが運営する総合電子書籍ストア「ブックライブ」が、「おじさん」「おっさん」がタイトルに含まれるマンガ作品数を調査し、その結果を発表しました。調査は、「ブックライブ」に登録されている12万タイトル(少年・青年マンガ、少女・女性マンガ)から分析されたものです。

それによると、「おじさん」「おっさん」がタイトルに含まれるマンガ作品数は、2019年と2024年の比較で第1巻が発売された作品数が約2.5倍に増加していることがわかりました。また、2025年の1/3が経過した4月時点で29作品が出版されており、2024年の42作品を超える勢いで増加していることが判明しました。また、「ブックライブ」での購入者数も2019年と2024年の比較で約2.5倍と右肩上がりで伸びている結果でした。

購入者数が多い作品を男女別にランキングにしたところ、男女共に1位となったのは『片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』。

1~10位までのランキングでみると、男女共にそれぞれランキングは異なりますが同じ7作品がランクインしており、カテゴリー全体でみると人気作品の男女差が少ない傾向となっています。

「おじさん」「おっさん」がタイトルに含まれるマンガ作品の購入者の年代は、主人公であるおじさんと同年代かそれ以上の世代に人気という傾向が見られました。

ブックライブ書店員のすず木さんは、「おじさんマンガに登場する『おじさん』は必ずしも『イケおじ』とは限らないところに注目」と言います。

また、人気の理由について「冴えないおじさんが今までの人生で得てきた経験値や判断力などを駆使して活躍する物語が主人公と同世代、もしくは上の世代の読者の共感を得ているのかもしれません」とコメント。

さらに、「無双するにしても、俺TSUEEE!的展開ではなく、謙虚さ地味な努力を積み重ねた結果、周りに評価されるという部分も支持されるポイントです。 おじさん故の切なさを盛り込んだ物語も多く、哀愁を感じられるためより親近感を感じます。 悲哀を感じさせるおじさんが逆境を乗り越え成長していく逆転劇は『おじさん』世代に希望と勇気を与えてくれます」と、おじさんマンガ人気の理由を分析しています。

(LASISA編集部)

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