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美容師「逆効果になる可能性が」→実は『フケ』を悪化させている…知られざる“意外なNG習慣”とは?【プロが監修】

  • 2025.5.19
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

毎日シャンプーをしているのにフケが止まらない…そんな経験ありませんか?フケを抑えようと、毎日しっかりシャンプーする人も多いと思いますが、実はそれがフケの原因になっているかもしれません。

よかれと思ってやっていたことが、実は頭皮にとって悪影響を及ぼすNG習慣になっている可能性も。この記事では、フケの原因と、毎日シャンプーの落とし穴、そして健康的な頭皮と髪を保つための正しいシャンプー方法について解説します。

頭皮の乾燥とフケ…意外な関係性

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

フケの原因はさまざまですが、原因の1つが「頭皮の乾燥」です。

頭皮も顔や手と同じように、皮脂によって潤いを保っています。しかし、毎日シャンプーをすると、この大切な皮脂を洗い流しすぎてしまい、頭皮が乾燥しやすくなってしまうのです。

乾燥した頭皮は、古い角質が剥がれ落ちやすくなり、それがフケとして目に見えるようになります。

つまり、毎日シャンプーによって、清潔さを保とうとして逆効果になっている可能性があるのです。

皮脂の過剰分泌が悪循環に…

頭皮が乾燥すると、体は乾燥を防ごうと皮脂を過剰に分泌しようとします。

これは、肌の乾燥を防ぐための自然な反応です。しかし、過剰に分泌された皮脂は、汚れと混ざり合い、頭皮の毛穴を詰まらせ、炎症を起こす可能性があります。

その結果、さらに乾燥が進み、フケが増えるという悪循環に陥ってしまうことも。

乾燥した土に水をやりすぎると、今度は水浸しになって植物が枯れてしまうのと同じような現象が、頭皮でも起きているのです。

洗浄力の強すぎるシャンプーはNG

洗浄力の強いシャンプーは乾燥を招いてしまう可能性があるため、パッチテスト等をおこない自分の肌にあっているか確認をしましょう。

また、フケが気になる場合は乾燥をなるべく防げるような洗浄力が弱く、保湿力の高いシャンプーで丁寧に洗ってみましょう。それでも改善されない場合はシャンプーの頻度を一時的に減らし、2~3日に1回お湯で洗い流す日を作るなど、さまざまな方法を試してみることもおすすめです。一方、フケや乾燥が改善されたらシャンプーの頻度は元に戻したほうがよいでしょう。

さらに、シャンプーをする際には、爪を立てずに指の腹で優しくマッサージするように洗い、すすぎ残しがないように丁寧に洗い流すことも大切です。くわえて、シャンプー後の頭皮の保湿も重要です。頭皮用の美容液やローションを使用するなど、頭皮の乾燥を防ぐ工夫を取り入れることで、フケの改善に繋がります。

健康的な頭皮と髪のために…正しいシャンプー習慣を身につけよう!

毎日のシャンプーが、実は逆効果になる可能性があることは驚きですね。

フケに悩んでいる方は、まず使用しているシャンプーを見直してみましょう。 低刺激のものを使っても効果があまり見られない場合は、シャンプーをせずお湯のみで洗い流す日を作ることで頭皮の乾燥を防ぎ、フケの改善に繋がる可能性があります。

また、シャンプーのやり方を見直すことで改善される場合も。いずれの方法でも改善されない場合は、放置せずに皮膚科医や専門家に相談し適切な治療を受けてくださいね。


監修者:三村浩章(合同会社サステア CEO、ヘアメイククール 代表、滋賀県美容組合副理事長、シャンプーソムリエ)

シャンプーソムリエの資格を持つ現役美容師。
今までに向き合ったお客様の数延べ12万人以上。
高校卒業後、神戸のサロンに勤務。その後滋賀県彦根市にCOURを出店。
ヘアショー、各種セミナー、神コレのヘアメイク、雑誌のヘアメイク、メーカーのプロダクトの企画テストなどをこなす。
またシャンプーオタクが作った「サステア」をECサイトにて販売中