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“最強の悪魔の実”を覚醒させたのに…『ONE PIECE』残念になってしまった人物【2選】

  • 2025.5.27
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写真:PhotoAC

『ONE PIECE』では、悪魔の実の“覚醒”がひとつの強さの到達点として描かれています。
しかし、その覚醒を果たしながらも、結果的に“残念なポジション”になってしまったキャラも存在します。

この記事では、そんな実力者たち――カタクリとキッドのケースを中心に、「覚醒=最強ではない」現実を考察していきます。

※この記事は『ONE PIECE』コミックス第111巻までのネタバレを含みます。

 圧倒的な人気を誇る敵キャラーーシャーロット・カタクリ

ルフィがこれまで戦ってきた敵の中で、最強とされるのは間違いなくカイドウです。四皇にして、圧倒的なパワーと覇気、さらにはゾオン系幻獣種の覚醒能力を持つ存在。

それでもなお、読者から「一番よかった敵キャラ」としてよく挙げられるのがシャーロット・カタクリです。

カタクリは、ルフィの“上位互換”のような能力者として登場しました。
・モチモチの実(特殊なパラミシア)
・見聞色の覇気を極めた“未来視”
・悪魔の実の“覚醒”によって周囲をも操作可能

さらに覇王色の覇気も扱えるという多才な能力を持ちながら、ルフィとの10時間以上にもおよぶ激戦の末、敗北しました。
その理由は、ルフィが未来視を真似てカタクリに追いついたこと。
つまり、ルフィの成長によって“上位互換”の座を失った形です。

カタクリは“残念枠”に該当するのか

麦わらの一味やルフィとの戦闘後、カタクリの活躍はほとんど描かれなくなり、ワノ国編やエッグヘッド編でも名前が出ることはありません。
シャンクスやカイドウといった新たな覇王色の使い手が前面に登場し、カタクリのような「覚醒型パラミシア」の印象は徐々に薄れていきました。

48歳という年齢もあり、くま(47歳)より年上という地味な事実も、“惜しい存在感”に拍車をかけています。

覚醒したのに報われない?ーーユースタス・キッド

もうひとりの“残念な“悪魔の実”の覚醒者”はユースタス・キッドです。

彼は超新星の中でも特に破壊力に秀でたキャラクターで、ビッグ・マム戦では覚醒によって磁力を自分以外の周囲にも付与できる能力を見せました。

必殺技「ダムド・パンク」は、ビッグ・マムを撃破するほどの威力。
さらに、赤髪海賊団の傘下を一撃で全滅させる力も持っており、シャンクスが思わず冷や汗をかく描写もありました。

しかし、その直後――
シャンクスの未来視(見聞色の覇気)+覇王色の一撃「神避」によって、キッドは何もできずに沈められてしまいます。

カイドウの言葉が現実に「覇気が全てを凌駕する」

カイドウはワノ国編で「悪魔の実の能力よりも、覇気を極めた者こそが強い」という主旨の発言をしていました。

このセリフは、まさにシャンクスの描写で証明されたと言えるでしょう。
“悪魔の実”の覚醒者であるカタクリもキッドも、覇王色と未来視を極めたシャンクスを前に、カタクリはその存在が霞んでしまい、キッドは自身の海賊団ごと圧倒されています。

つまり「“悪魔の実”の覚醒者」よりも、「覇気を極めた者」が上位に立つ構図が、現在の『ONE PIECE』には存在するのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

カタクリもキッドも、本来ならば最強格の実力者です。
しかし、「覚醒した能力」に頼るスタイルだけでは、今の『ONE PIECE』世界では覇王色の覇気を極めた者たちには届かないことが示されています。

今後の展開では、ルフィやシャンクスのような“覇王色の覇気を極め者”の存在が、より一層、物語の中心になっていくでしょう。

“能力より覇気”の流れの中で、かつて“悪魔の実”の能力の覚醒によって輝いた者たちがどう描かれるのか。
注目はまだまだ尽きません。


※記事内の画像はイメージです。
※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典:「ゆっくり考察クリーム」
動画:【驚愕‼】最強の悪魔の実を覚醒させ残念になったヤバイ人物2選!