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黄猿が“感情丸出し”に…『ONE PIECE』ベガパンクを守る戦桃丸に黄猿が出した“答え”

  • 2025.5.22
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写真:PhotoAC

『ONE PIECE』エッグヘッド編で描かれた黄猿vsルフィの戦い。その描写をじっくり見返してみると、ある重要な事実が浮かび上がります。
それは、黄猿がこれまで貫いてきた「どっちつかずの正義」――その限界を超えた瞬間が描かれていた、ということです。

この記事では、黄猿が辿った葛藤と、その先に見えた“心の変化”について考察していきます。

※この記事は『ONE PIECE』のコミックス109巻までのネタバレを含みます。

どっちつかずの正義と、戦桃丸との関係

黄猿はどっちつかずの正義を掲げ、海軍の中でも最も曖昧な立場をとってきました。
それは彼が常に「迷っているキャラ」であったことを示しています。

そんな黄猿が、エッグヘッド編ではついに戦桃丸とぶつかり合うことになりました。

戦桃丸は、黄猿が数少ない“心を許す相手”の一人。
それにも関わらず、黄猿の任務はベガパンクの抹殺、戦桃丸の任務はベガパンクを守ること――。
命令と信念が、二人の関係を引き裂いてしまいます。

この時点ですでに黄猿の葛藤は明らかであり、迷いながら戦うその姿は、彼が信念より命令を優先せざるを得ない現実を映し出していました。

心に追いつけない黄猿――戦いの中で見せた“迷い”

黄猿は光の速さという圧倒的な力を持ちながらも、自分の心には追いつけないキャラです。

巻109第1104話の戦闘中、「もっと濃いのをかけて来るんだったよサングラス」と言う場面が象徴的です。
これは、現実を直視できない自分を皮肉ったセリフと取れます。
その後、ルフィに吹き飛ばされ、戦いから離脱。
黄猿は完全に任務を放棄したわけではありませんが、サターン聖に役目を委ね、戦線から距離を置いていきます。

さらに、驚くべきなのはその後――敵であるはずのルフィにご飯を差し出した場面です。
命令に従うのではなく、自分の心が求めた行動を取ってしまった。
これは、これまでの黄猿には見られなかった変化でした。

赤犬への怒りが決定的だった?

極めつけは、赤犬の心ない発言に黄猿が怒りをあらわにしたシーンです。
あの“どっちつかず”でおなじみの黄猿が、はっきりとした感情を見せた瞬間でした。

この怒りによって、結果的に
・親友のベガパンク
・戦桃丸
・バーソロミュー・くま
・ボニー
を全員逃がすという行動に繋がります。

つまり、黄猿はこの戦いで初めて任務よりも自分の心と友達を優先したと言えるのではないでしょうか。

親友を守ってくれてありがとう

これまでずっと迷い続けてきた黄猿が、心に従ったことで「正義」を新たに見出した――。
その変化を考えると、今後ルフィと再会した時、黄猿が彼に対してどう動くかが気になります。

「親友を守ってくれてありがとう」
そんな言葉をルフィにかけ、共闘する未来があるのかもしれません。

黄猿が、これまで掲げてきたどっちつかずの正義から一歩踏み出した瞬間。
それは彼自身が抱え続けてきた迷いを、ようやく越える大きな変化だったのかもしれません。

この先、黄猿がどんな立場を選ぶのか――引き続き、注目していきましょう。


※記事内の画像はイメージです。
※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典:「ゆっくり考察クリーム」
動画:【驚愕!!黄猿は海軍を〇〇‼】ベガパンクを守る戦いをする戦桃丸に黄猿が出した答え