たるみ、疲れ目、肩コリ…手軽にできて効果を実感しやすい、お悩み別“耳トレ”6つ

いつでもどこでも手軽にできて、効果を実感しやすい耳トレにトライ。教えてくれたのは、15年ほど前から耳ツボ専門のサロンを開く吉越青生さん。症状に対応するツボの周辺を広範囲に刺激することで、複合的な効き目が得られる。

Q1 耳トレを避けた方がいい人はいますか？
A1 妊娠初期の人、耳に傷や炎症がある人は避けて。
耳の上部にある子宮のツボを刺激すると、子宮が収縮する作用があるため、妊娠初期の人は触らないこと。また、耳に傷や炎症がある場合は、皮膚の状態が回復するまで待ちましょう。

Q2 片方ずつ？両耳一緒に？
A2 両耳を同時に行うと時短＆バランス的にも◎。
片方ずつでもいいですが、両耳同時の方が時短に。左右のバランスが崩れないよう、必ず両方行います。右肩が凝っているなど、効かせたい側がある場合はそちらを念入りにほぐします。

Q3 どのくらいの頻度でやればいいですか？
A3 どれだけやってもOK。時間を決めて習慣に。
副作用はないため、たくさんやっても問題ないですが、重要なのは継続すること。1回につき1～2分の短時間でいいので、耳トレをする時間を決めて、毎日の習慣にできると◎。

Q4 おすすめの時間はありますか？
A4 朝のメイク前や入浴時、すきま時間に実践を。
たるみ、むくみに効く耳トレはメイク前にやると、顔がスッキリ。血流が上がる入浴時は、トレーニング効果もアップ。ただ、寝る直前に耳に刺激を与えると目が冴えやすいので注意。

Q5 ピアスなどをつけたままやってもいいですか？
A5 ピアスやイヤリングは外した方が安全です。
アクセサリーをつけたままだとツボを刺激しにくく、耳を傷つける可能性も。外して行いましょう。また、耳はファンデーションや整髪料で汚れがち。入浴時に洗って清潔を保つこと。

1、耳の最上部をつまみ、上に10秒間引っ張る。

2、少し横へ位置をずらしてつまみ、斜め上に10秒間引っ張る

3、耳のふちの真ん中をつまみ、横に10秒間引っ張る。

4、少し下へ位置をずらして耳たぶのふちをつまみ、斜め下に10秒間引っ張る。

5、耳たぶの下部をつまみ、下へ10秒間引っ張る。

6、耳たぶ全体をつまみ、下から持ち上げるように10秒間引っ張る。

1、耳たぶの中心を人さし指で押さえ、親指は耳たぶの裏側から支えて10秒間もみほぐす。

2、位置を少し上にずらして耳たぶの上部を人さし指で押さえ、親指は裏側から支えて10秒間もみほぐす。

3、耳たぶの下部を人さし指で押さえ、親指は裏側から支えて10秒間もみほぐす。

1、耳たぶの外側を人さし指で押さえ、親指は裏側から支えて10秒間もみほぐす。

2、位置を上へずらし、耳のふちの真ん中を人さし指と親指でつまんで10秒間もみほぐす。

1、耳の裏側から、上部に人さし指、耳たぶの下に親指を添える。

2、1の状態から耳を上下に半分に折りたたむ。

3、そのまま前に10回まわし、後ろにも10回まわす。

1、人さし指で耳の上部のくぼみの裏側を押さえ、親指ではさんで支えて10秒間もみほぐす。

2、耳の上部のくぼんだ部分を親指で押さえ、人さし指で裏側から支えて10秒間もみほぐす。

1、耳を手でおおう。

2、人さし指、中指、薬指で、耳の内側を上下に10回やさしくさする。

よしこしあお 5万人以上の耳を見てきた耳ツボ専門家。耳ツボで心と身体を整える「耳整」を考案し、耳専門のリフレクソロジーサロンを運営。耳整協会代表。SNSでは「耳師あお」として耳ツボ刺激のメリットについて発信中。

写真・中島慶子ヘア＆メイク・浜田あゆみモデル・未妃（NUMBER EIGHT）取材、文・熊坂麻美

anan 2442号（2025年4月9日発売）より