卓球の「ITTF男女ワールドカップ2025」は15日、女子シングルスグループリーグの第2節が行われ、世界ランキング8位の大藤沙月(ミキハウス)は同58位のシャオ・マリア(スペイン)と対戦。ゲームカウント4ー0で勝利した。
■グループ1位のみが決勝Tに進出
今回のW杯では、予選リーグは16のグループに分かれ、1位のみが決勝トーナメントに進出する。そんななか、大藤がスペインのサウスポーとの初戦に挑んだ。
第1ゲームはマリアが1-4とリードしたなか、大藤がテンポの良いラリーで巻き返し連続ポイントで6-4と逆転に成功する。一度は同点に追いつかれたものの、終盤再びリードした大藤が11-8で取り切る。
続く第2ゲームも4-4から大藤が2ポイントを奪い先にリードを広げる。鋭いバックハンドを相手のミドルに沈めるなど、要所のポイントを押さえた大藤がゲームカウントから11-8で王手をかける。
第3ゲームも1-3から強烈なフォアを2本決めるなど、パワーで勝る大藤が主導権を握る。5-4のリードでマリアがタイムアウトを取り修正を試みるが、直後にサービスエースを決めラリー戦でも終始強さを発揮した大藤が、11-4で勝利を確定させる。
第4ゲームも大藤が鋭い反応を見せるなど、ポイントを重ね圧倒する。11-2で取り切った大藤がストレート勝ちで世界8位の貫録を示した。幸先よくスタートした大藤は第2戦で41歳のベテラン、ハン・イン(ドイツ)と対戦する。