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【女の子は女の子らしく】と教育され育った私 → 自分が母になり「親に感謝しているけど」譲れないこと

  • 2025.3.29

「女の子は女の子らしく」と言われて育った筆者の友人C子。
母の方針に沿って人生を歩いて来た現在、振り返って思うこととは?
そして娘からの意外なお願いに出した答えとは!?

画像: 【女の子は女の子らしく】と教育され育った私 → 自分が母になり「親に感謝しているけど」譲れないこと

「女の子は女の子らしくが一番」

私は「女の子は女の子らしくするのが一番」と言われて育ちました。

母から
「育ちの良さは子供時代に決まる。大人になってからは取り繕えない」
との方針で、中学から「お嬢様学校」と呼ばれる中高一貫の女子校に進学。

学校の規則も厳しく、地元の中学に進んだ友人たちのように放課後にグループではじけて遊ぶ経験もない青春時代を過ごしました。

「大学こそは厳しい親元を離れてのびのびやろう」
と希望したものの

「実家を離れるなんて絶対にダメ!」
と反対され、言われるがままに実家から通える大学へ進学しました。

親に言われるがままの人生ルート

その後安定した勤め先に就職し、職場の先輩と結婚して子供を出産。

振り返ると、ほとんど親に言われるがままのルートを通って生きてきました。

これまでの自分の歩みを振り返ってみて
「友達とハメを外した経験もない」
「自分で何かを切り拓いた経験もない」
と思い、今ひとつ自信が持てない自分がいます。

しかし一方で、「女の子は女の子らしく」と教育されたため、料理も掃除も得意。
自己主張は強くないものの、どこへ行っても協調性を持って人間関係をそつなくうまくやれるタイプです。

「上品で育ちが良い」と思われることで今までの人生「生きやすかった」のも確かでした。

ある日、子供からお願いが

そんなある日、小学生になった娘から
「お母さん。私、サッカーがやりたい! 習わせて!」
とお願いされました。

一瞬「女の子は女の子らしく」という母の言葉が頭をよぎりましたが

「この子には好きなことを思う存分してほしい」
と思い、

「いいわね! お母さん応援する」
とサッカーを始めることを快諾。

生きやすい人生のレールを敷いてくれた母に感謝はしていますが、やはり自分のやりたいことを追求することが子供にとって一番の幸せだと感じたのです。

さっそくチームに入った娘は男の子と混じってサッカー三昧。
「女の子らしく」という呪縛もなく、楽しそうにやりたいことに全力で取り組む娘のはじける笑顔を見て

「やはりこれで良かった」
と思うのでした。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

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