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ホテル「事前に連絡を入れて」 『チェックイン』の時間を勝手に変更→ホテルが困る“NGマナー3選”とは

  • 2025.5.25
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

出張や旅行で初めてのホテルを利用する時、つい緊張してしまいませんか? チェックインはホテル泊の第1歩。そこでつまずかないよう、チェックインでしてはいけないNG行動を、あらかじめ頭に入れておきましょう。

チェックインの基本的な流れ

ホテルにチェックインをするときは、まずフロントに行って「予約した田中太郎です」「佐藤花子ですが、チェックインをお願いします」といったように声をかけます。名前は、ほかの予約客と混同されないようフルネームで言ったほうがいいでしょう。複数人で泊まる場合は、代表者の氏名を伝えます。

予約確認のメールなどを受け取っているなら、念のためにすぐ提示できるよう準備しておきます。フロントで予約内容の確認が済んだら、レジストレーションカード(宿泊者台帳)への記入を求められます。

場合によっては身分証の提示を求められることがあるので、マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど、写真付きの公的証明書を用意しておきましょう。写真付きのものを持っていないなら、健康保険証と年金手帳のように、2つ以上の公的証明書を提示します。

その後にスタッフから館内設備の案内や食事についての説明があり、最後にルームキーを受け取ったらチェックイン完了です。ほかに気になることがあれば、フロントに確認しておきましょう。

NG行動1:遅刻の連絡をしない

多くのホテルでは「チェックイン 15:00~」といったように、受け付け開始の時間はホームページなどに明記していても、受け付け終了時間は書いてありません。そのため深夜であっても、チェックインできることがほとんどです。

ただ予約時には、大まかな到着時間を伝えておくのがマナーです。もちろんその時間から遅れてしまっても大丈夫ですが、1時間以上遅刻しそうな時には改めて連絡を入れるのがマナーです。

ホテル側としては、お客様の到着が遅れていると、事故やキャンセルを心配してしまいます。連絡を入れておけば、スタッフに気を揉ませることがありません。

反対に、チェックイン受付時間より早く到着しそうな時も、ホテルに連絡を入れておきましょう。1時間程度であれば、早めにチェックインさせてもらえることもあります。

NG行動2:ラフすぎる服装でのチェックインする

ホテルのロビーやフロントは、多くの人が利用する公共の場所です。そのため、ホテルの雰囲気を壊してしまうようなあまりにラフすぎる服装は、マナー違反といえます。

具体的には、ビーチサンダルのようなバックバンドがない履き物、チューブトップのような肌の露出が多すぎる服などです。

もちろん、服装で差別されたり、宿泊を断られたりすることはないでしょう。でも服装は、相手への敬意を表現する手段でもあります。できればホテルの雰囲気に合わせたファッションを心がけたいものです。

NG行動3:偽名や架空の住所でチェックインする

チェックインの際には、レジストレーションカードに名前や住所を記入します。そこに偽名や架空の住所を書くのは絶対にNGです。厳密に言うと「旅行業法」という法律に触れる行為になります。

中には本名ではなく、SNSのアカウント名で記入したいと思う人もいることでしょう。長年使っているアカウント名やペンネームであっても、本名と違っていれば偽名と解釈されてしまいます。

レジストレーションカードは、万が一の事故や災害に遭った際には、安否確認や被害の補償に使われます。名前や住所に誤りがあると、補償の対象外となる可能性もあります。必ず本名で記入しましょう。

マナーを守って気持ちよく宿泊しよう

ホテルのチェックインは、基本的なマナーさえ押さえておけば、緊張したり不安に思ったりする必要はありません。最近は自動チェックイン機を備えたホテルも増えていますが、基本マナーは同じです。スマートにチェックインを済ませて、快適なホテルステイを楽しみましょう。


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。