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《プロに聞いた》メールで送りがち【NGビジネスワード】知らないと恥をかくかも?!

  • 2025.4.28
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

ビジネスで必須のメール。日常的に使うからこそ、文章表現に気をつけないといけません。

今回は、メールでよく失敗しがちなNG日本語表現についてお伝えします。

「御社」

「御社」は相手の会社を指す敬称ですが、話し言葉です。メールでは書き言葉で表現する必要があるので、正しくは「貴社」と表現しましょう。

「わが社」

ついつい「わが社は…」と書いてしまいそうですが、「わが社」は社内で使う言葉です。社外の人に対して使うと偉そうな印象を持たれてしまうことも…。社外メールでは「当社」か、謙譲語の「弊社」を使いましょう。

「すいません」

「すいません」は口語表現であり、文書では「すみません」が適切です。ただし、目上の方への謝罪では「申し訳ございません」とするのが望ましいでしょう。

「大丈夫です」

つい使ってしまいがちな「大丈夫です」ですが、「大丈夫です」は、肯定とも否定とも取れる曖昧な言葉です。上から目線のニュアンスもあるので、ビジネスでは避けた方が無難。肯定したい場合は「問題ありません」、否定したい場合は「必要ありません」と伝えましょう。

「〜させていただきます」

「させていただきます」は、「させてもらう」の謙譲語。何か相手に許可が必要な場面で、なおかつ自分が恩恵を受けるときに使える言葉です。それ以外の場面で「担当させていただきます」などと使うと違和感を抱かれることも…。「〜いたします」と言うようにしましょう。

「よろしかったでしょうか」

いま確認しているのに、過去形で話すのはNG。「よろしいでしょうか?」が適切です。

「ご拝読ください」

「拝読」「拝見」などの言葉は謙譲語であり、相手の行為に対して使うのは間違いです。資料などに目を通してほしいときは「ご一読ください」、しっかり読んで何かを確認してほしい時は「ご査収ください」と伝えましょう。

「宜しくお願い致します」

「何がダメなの?」と思われる方もおられるかもしれませんが、実はこの漢字表記がNG。

「宜しく(よろしく)」は常用漢字表にない読み方の表記です。また、「いたします」は自分の動作をへりくだるときに使う補助動詞。「補助動詞はひらがなにする」というルールがあるので、「よろしくお願いいたします」と書くようにしましょう。

「取り急ぎご連絡まで」

「取り急ぎご連絡まで」というフレーズは文末を省略した形。目上の人に対して使うのは失礼になります。

「取り急ぎのご連絡で失礼いたします」と記すことで、丁寧な印象を保ちつつ、緊急のご用件を伝えることができます。

使っていくうちに身につきます

初めは難しく感じるかもしれませんが、日々、使っていくうちに慣れて身につきますよ。ぜひ参考にして、明日からの仕事に役立ててくださいね。


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。