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《プロに聞いた》訪問時の【手土産のNGマナー】→選び方で評価が変わるかも…。

  • 2025.5.4
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「これでいいかな」と安易に選んでしまっていませんか?

手土産は訪問先に誠実さや思いをアピールする大切なものです。渡し方や選び方を間違えると、取引先に「この人で大丈夫…?」と思われてしまうかも…。

今回は、手土産の渡し方や選び方のNG行動についてご紹介します。

手土産とは?

手土産は、親戚や知人、取引先などに訪問する際に、持参するお土産のこと。

訪問相手に感謝の意味を込めて贈るものなので、親しい方であっても、手ぶらで訪問するのはマナー違反になります。

あなたは大丈夫?手土産の渡し方のNGマナー

手土産はただ持っていくだけではNG。渡し方にいくつかマナーがありますよ。

玄関先で渡すのは基本的にNG

手土産は、お部屋に通してもらって挨拶をしてから手渡すのがマナーです。

ただし、冷蔵や冷凍が必要なものの場合は玄関先で手渡ししてもOK。「こちら生ものなので…」と言葉を添え、早めに冷蔵庫や冷凍庫に入れてもらうように伝えましょう。

紙袋に入れたまま渡す

持ってきた袋のまま渡すのは失礼にあたります。

正しくは、紙袋などから品物を取り出し、先方から見て包装紙の絵柄が正面になるように向きを変えて、両手でお渡しします。

紙袋はさりげなくたたんで、持ち帰るのがマナーです。

「つまらないものですが…」は使わない

以前は定番だったこの言葉。最近では「謙遜しすぎている」というイメージからあまり使われることがありません。

「みなさまでどうぞ」「お口に合うとうれしいのですが…」「以前、お好きだとおっしゃっていたので…」などの一言を添えてお渡ししましょう。

机を挟んで渡す

お部屋に通してもらった際、机を挟んで座る形になることも多いと思います。しかし、手土産を渡すときは、机は挟まず、直接向き合って渡しましょう。

会食の最初に渡さない

会食で手土産を持参するときは、帰り際に渡すのがマナーです。最初に渡してしまうと、受け取った側が手土産の扱いに困ってしまう可能性があります。注意しましょう。

手土産のNGセレクトは?

手土産はなんでもいいわけではありません。NGになってしまう手土産についてお伝えします。

相手の近所で買えるものは避ける

相手のお家や会社のすぐ近くで買えるものは避けましょう。「適当に選んだ?」「時間がなかったの?」と思われ、気遣いがない人という印象を持たれてしまうかも…。

訪問する数日前には持参する手土産を選び、用意しておくのがおすすめです。

要冷蔵品や切り分ける必要のあるものは避ける

これらの手土産は、保管や切り分けが相手の負担になることもあります。

できるだけ全員に食べてもらいやすいように数のあるもの。さらに、個包装で、日持ちのするクッキーやおせんべいなどがおすすめです。

低価格品は避ける

どこにでもあるものではなく、もらって嬉しいと感じてもらえる品を選びましょう。

そのため、手土産にはワンランク上の商品を選びましょう。期間限定のものや季節感のあるものもおすすめです。

相手を思う気持ちを手土産に込めて

手土産を選ぶとき「相手がもらって嬉しいと感じてくれるもの」を選ぶことが大切です。

「自分のことを考えて選んでくれたんだな」と感じてもらえれば、より良い関係性を築くきっかけにもできますよ!


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。