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私は『おさがり』ばかりだったから「息子の服は新しいものを着せたい」→ でも【思わぬ落とし穴】が!

  • 2025.3.27

「どうせすぐサイズアウトするから」「まだまだ着られるし捨てるのはもったいない!」など、下の子には上の子のおさがりを着させるママも多いですよね。しかし、子ども自身は納得していなかったようで……。今回は私の友人A子さんから聞いた、自分がおさがりで育ったがゆえに自分の子育てに思わぬ落とし穴があった話を紹介します。

画像: 私は『おさがり』ばかりだったから「息子の服は新しいものを着せたい」→ でも【思わぬ落とし穴】が!

3姉妹の末っ子だったA子

3姉妹の末っ子として育ったA子。同性のきょうだいがいると、どうしても下の子はおさがりが多くなってしまいますが、A子も例外ではありませんでした。子どものころ、服はほぼすべて姉たちのおさがりだったためか、大人になってから自分の好きな服を買うことが快感に。同じ服の色違いを何枚も買ってしまうなど、明らかに買いすぎていることを姉たちから注意されることも度々あったものの、買い物が仕事のストレス発散になっておりやめられませんでした。

子ども服へのこだわり

A子は会社の同期と30歳で結婚し、ほどなくして可愛い息子にも恵まれました。そのときには姉2人も結婚しそれぞれ子どもを育てていたので、まだ綺麗なおさがりの服をA子に譲ってくれていたのですが……。A子は「いらない」の一点張りでした。

A子は子どものころにおさがりばかり着せられていたことがトラウマになっているそうで、息子には新しい服を着せたいという思いが人一倍強かったからです。価格よりデザイン重視で子ども服を選んでいました。

以前A子は実母にも幼少期のトラウマを正直に伝えたことがあるのですが、そのとき実母は何も言えなかったよう。息子を産んでから、約1年後に娘も誕生しました。異性であったため、また新たに服を買いまくるA子。

新居にあふれかえる子ども服を見て……

ローンを組んで家を建てたものの、買い物欲が収まらず、節約も思うように進みません。家を建ててからは自分の服を買う頻度はだいぶ減りました。しかし、未だにかわいい子ども服を発見すると、ついつい買ってしまいます。共働きだったものの2人とも低収入だったため、毎月の貯金もままならないように……。

衣替えの時期になると、「子ども服なんてすぐにサイズアウトするし、おさがりでもよかったかも」と、家の中であふれかえる服を見て思ったのでした。

親になって気付いたこと

今までおさがりばかりを着せられて「自分はかわいそう」だと思っていたA子でしたが、裕福とまではいかない家庭環境でしたが、美味しいものを食べたり旅行に行ったりと何不自由ない暮らしをさせてもらってきたということに、自分が親になりやっと気付きました。

どんな服を着ていようが、子どもがかわいいのは何も変わりません。おさがりを着せたくないということに無駄にこだわりすぎていたことを後悔しているA子でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。

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