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友人よ、物を持たない暮らしは素敵だけど──私「もう何も貸したくない!」と思った、友人の『衝撃発言』

  • 2025.3.27

「物を持たない暮らし」に憧れる人は増えています。
シンプルでスッキリした生活は魅力的ですよね。
でも、もし身近な人がミニマリストになり、頻繁に物を借りに来るようになったら──?
最初は気軽に貸していたけれど、ある一言をきっかけに価値観のズレを痛感した筆者の知人A子の体験をご紹介します。

ミニマリストになった親友の意外な変化

長年付き合った恋人と別れたB子は、心機一転ミニマリスト生活をスタートしました。
不要なものをすべて手放し、服も3着と喪服だけという徹底ぶりです。
「シンプルな暮らしって素敵だな」と感心していたA子でしたが、ひとつ気になることが──。
それは、B子が頻繁に物を借りに来るようになったことでした。

「貸して」と言われるたびにモヤモヤ……

最初に借りに来たのは小さなバッグ。
「旅行に便利だから」と貸したものの、返ってきたときにはシミが!
A子はモヤっとしつつも、「貸したのは自分だから」と何も言いませんでした。
しかし、それが始まりだったのです。
次にB子が求めたのは、コンサートに行くためのワンピース。
先日のこともあったので「クリーニングに出してくれるなら」と条件をつけたところ、返ってきたのは「だったら、いいよ」の一言。

「私はクローゼットじゃない」価値観のズレを痛感

A子は一瞬、耳を疑いました。

「え? その手間惜しむの?」という驚きとともに、「人から借りるのに、最低限の責任すら負いたくないの?」という不信感が湧いてきたのです。
B子にとっては、物を持たない暮らしが大切なのかもしれません。
でも、それが「必要なときに人から借りる」ことで成り立つのだとしたら、それはただの他力本願では?
しかも、借りた物をきちんとケアする気持ちすらないのなら、それは単なる「ズルさ」なのでは?
そんな考えが頭をよぎり、A子は唖然としました。
A子は呆れ気味に「そんなに服が必要なら、レンタルのサブスクを申し込んだら?」と提案。
B子はふてくされた表情で何も言わずに帰っていきました。

距離を置くことも大切

物を持たない生き方は自由です。
でも、「私はB子のクローゼットではない」と心底思いました。
ミニマリストの考えを否定するつもりはなかったものの、2人の間には大きな価値観の違いが──。
気持ちよく貸せないのなら、無理をする必要はないのです。
その後、B子からの連絡は途絶えました。
A子は、少し寂しさを感じつつも、無理をしない関係のほうが心地よいと感じています。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。

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