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主役を喰うほどの“圧巻演技”に日本中が涙…【存在感を放つ“名脇役”】一流女優が思わず絶句… “ズバ抜けた”演技力の持ち主とは?

  • 2025.4.15

ドラマや映画などで、物語に深みを与える重要な存在である名脇役。今回は、そんな存在感がえげつない“名脇役”5名をセレクトしました。

本記事では第1弾として、仲野太賀さんをご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

2006年に俳優デビュー!存在感がえげつない“名脇役”・仲野太賀

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(C)SANKEI
  • デビュー:2006年
  • 主な出演作品:『虎に翼』『今日から俺は!!』シリーズなど

経歴

2006年に芸能界入りを果たした仲野太賀さんは、ドラマ『新宿の母物語』で俳優としての活動をスタート。その後、映画『バッテリー』の共演者である林遣都さんが憧れの俳優・山田孝之さんと同じ事務所に所属していたことから、関係者に直談判して芸能事務所「スターダストプロモーション」に所属が決まります。

仲野さんは2007年に大河ドラマに初出演を果たすと、2008年には映画『那須少年記』での演技が高く評価され、俳優としての認知度が拡大します。その後も、さまざまな話題作に出演した仲野さんは、「第6回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞」や「第45回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞」などの数々の映画賞を受賞。作品のクオリティを各段に上げる演技派俳優として大活躍中です。

朝ドラ屈指の名シーンと絶賛…仲野太賀の出演作・『虎に翼』

数々の作品に出演し、その存在感を示す仲野太賀さんは2024年にNHK連続テレビ小説『虎に翼』に出演しました。本作は朝ドラシリーズ第110作目に制作された作品で、女性として日本初の弁護士・判事・裁判所長を務めた三淵嘉子さんの半生を描いた作品です。

本作で仲野さんは「朝ドラ史に残る名シーン」との呼び声が高い演技を披露しました。当該シーンは、2024年5月24日放送の第40回での佐田優三(仲野太賀)猪爪寅子(伊藤沙莉)が別れるシーン。召集令状が届き、軍人として戦地へ行かなければならなくなった優三は、別れ際に妻である寅子を悲しませまいと変顔を見せます。そして、感謝を告げて寅子に背を向け歩きはじめると、追いかけてきた寅子も変顔をみせて送り出し、優三は涙を流しながら笑みを浮かべ、もう一度変顔を返したのです。

いつ死ぬかわからない残酷な場所へ向かう前でも、愛する妻を悲しませたくない、笑顔にしたいと変顔を見せる仲野さんの表情は涙なしでは見られません。一瞬一瞬の表情に言葉では言い表せないほどの感情を読み取ることができ、主演を務めた伊藤さんとの息の合った演技がさらに涙腺を刺激しました。

このシーンに対し、仲野さんは「今も思い出すだけでウッとなるんです」と振り返り、主演を務めた伊藤さんも「太賀さんじゃなきゃできなかったんですよ。そもそもが…なんて言うんだろう…」と言葉を詰まらせ、涙ながらに明かしています。SNSでも「優三さんの最後の台詞あたりはずっと泣く。太賀さん、ずっと泣ける貴方の演技」「太賀くん、どうしてくれる?8時前から号泣だよ」「太賀の演技は半端ないし優三さんの優しい穏やかな姿が目に焼き付いて涙なしでは見られない」という投稿が見られ、涙を流した視聴者が多くいたようです。

実は父親も超有名俳優!仲野太賀の今後の活躍にも要チェック!

類まれなる演技力で、ドラマや映画に出演すれば「欠かせない存在」と言われるほどの存在感を示す仲野太賀さん。そんな仲野さんの父親は、有名俳優の中野英雄さんです。仲野太賀さんは「自分でしっかりキャリアを積み上げていきたい」という思いで、親子関係を隠していたそうですが、父親である中野さんは息子を溺愛するがあまり、「うちの息子をよろしく」と共演者に話していたという、ほっこりエピソードも知られていますよね。

ご自身の実力で現在の地位を確立し、多くの朝ドラファンからも絶賛の声が沸き起こった仲野さん。
今後の活躍にますます期待が高まります


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける

※記事は執筆時点の情報です。