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行為を拒む妻 と“したい夫”… 2人目を望む義母に「いやどう考えても無理ですよウチは」“リアルすぎる描写”が秀逸な名作ドラマ

  • 2025.5.7

結婚という枠を超えた、禁断の愛を描いた作品は、いつの時代も観る者の感情を揺さぶります。今回は、衝撃の婚外恋愛を描いた民法ドラマを5つセレクトしました。本記事では第4弾として、ドラマ『それでも俺は、妻としたい』をご紹介します。「リアルすぎて辛い」「でも笑える」と賛否を巻き起こした衝撃作とは…。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

冷めた寝室で繰り広げられる夫婦の攻防戦

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(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマそれでも俺は、妻としたい
  • 放送日:2025年1月12日 - 3月30日
  • 主演:風間俊介(柳田豪太 役)

風間俊介さん演じる柳田豪太は、売れない脚本家。収入がほとんどない中、専業主夫生活を送っています。一方、MEGUMI さん演じる妻・チカは家計を支える一家の大黒柱。かつては愛し合い「子ども4人ほしい」と語り合っていた二人ですが、今や完全なレス状態に陥っています。

ある日、豪太はチカからようやく「OK」をもらい嬉々として布団を敷きますが、チカは「さっさとやっちゃって」「合意なんかねぇよ。あんたさ、夫婦間の合意なんか理解してないでしょ」「5秒で終わって」と冷たい反応。結局、口げんかに発展し、その夜は何もできずじまいに終わります。

豪太はママ友のみどり(吉本実憂)とレスの愚痴を語り合う仲になり、「浮気する相手もいねぇし」というみどりの言葉に「別に俺は、やぶさかではないけど」と応じる危うい場面も。さらに豪太の母・佳子(熊谷真実)が「あなたたちももう一人作ったらいいじゃない、子ども」と圧をかけ、それに対してチカが「いやどう考えても無理ですよウチは」と反発する展開も描かれています。

その後、久々に仕事を得た豪太は、チカの助けを借りながら脚本執筆に挑むのですが、この先に待ち受ける意外な展開とはーー。

監督の自宅で撮影された禁断ドラマ!夫婦の秘め事を赤裸々に映し出した舞台裏

ドラマ『それでも俺は、妻としたい』が注目を集めている理由――それは、夫婦のリアルな姿をこれ以上ないほど赤裸々に描いている点にあります。

本作は、原作・脚本・監督を務める足立紳氏の“自宅”を舞台に撮影されたという異例の作品。家具の配置や生活導線に至るまで、足立監督自身の暮らしが染み込んでいる空間が、圧倒的な生活感と臨場感を生み出しています。監督は「リアリティを追求しようと思って」と語り、「普段自分がどう動いているかが体に染みついているからこそ、俳優たちの動きにも自然なリアリティがにじみ出た」と、撮影の舞台裏を明かしています。

SNSでも反響は大きく、「“5秒で終わって”のくだりがリアルすぎて笑えない」「こんなに夫婦の本音を描いちゃって大丈夫なの?」という驚きの声とともに「“それはあなたが全部悪い”と言われそうな自分の話を作品に落とし込んだ足立さん、奇才というか、やっぱ才能の塊なんだと思う」と脚本を絶賛する声が続出しました。

すれ違いの先に待つ、予想外の結末とは?

本作が多くの反響を呼んだのは、単なる“レス夫婦”の話にとどまらず、結婚生活の中で誰もが感じるすれ違いや孤独を丁寧に描いているからかもしれません。
最終回で豪太とチカはお互いに本音をぶつけ合います。これまで避けてきたこと、言えなかった気持ち、わかってほしかった想い…。派手なハッピーエンドではないけれど、豪太とチカの距離が少しずつ縮まったことを予感させるエンディングです。ドラマ『それでも俺は、妻としたい』は現在、Leminoで配信中。ぜひ、レス夫婦の“リアル”をご覧になってみてください。


※記事は執筆時点の情報です。