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「いつまでも色褪せない」放送から“四半世紀”を超えて愛される“規格外の月9”【復活してほしい名作】時代を超えて刺さる理由

  • 2025.5.6

時代を席巻した名作ドラマは、今見ても色あせない魅力に溢れています。今回は、多くのファンが復活を望む伝説のドラマを5つセレクトしました。本記事では第5弾として、ドラマ『ロングバケーション』をご紹介します。婚約者に逃げられたモデルと売れないピアニストの同居生活から始まる、甘く切ない恋の物語とは…?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

人生最悪の日、彼女は彼と出会った…!?ドラマ『ロングバケーション』

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(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『ロングバケーション』
  • 放送日:1996年4月〜1996年6月(フジテレビ系月9枠)
  • 主演:木村拓哉(瀬名秀俊)、山口智子(葉山南)

結婚式当日に婚約者に逃げられた葉山南(山口智子)。彼女が転がり込んだのは、婚約者の同居人で、売れないピアニスト・瀬名秀俊(木村拓哉)の部屋でした。

二人は同居生活の中で、ぶつかり、励まし合いながら、互いの"うまくいかない時期"を支え合ううちに、いつしかかけがえのない存在へ…。

もどかしくて切なく、でも最高に温かい。人生の"ロングバケーション"で見つけた、珠玉のラブストーリーです。

視聴率・キャスト・音楽…全てが規格外!伝説の月9

1996年、日本中を熱狂させたドラマ『ロングバケーション』。

初回視聴率は30.6%最終回は36.7%という驚異的な数字を記録しました。その人気ぶりは「月曜日はOLが街から消える」と報じられるほど。まさに、伝説のドラマです。

キャストは、人気急上昇中だった木村拓哉さんと、『29歳のクリスマス』で人気絶頂だった山口智子さんの奇跡のW主演でした。さらに脇を固めるのは、竹野内豊さん、松たか子さん、稲森いずみさんら、後に主演級となる実力派の役者揃い! SNSでも「今だったらなかなか見れないキャスト」「やっぱりキャスト強すぎるし、内容よすぎる」との声が上がるほどの顔ぶれです。

さらに、久保田利伸さんとナオミ・キャンベルさんが歌う主題歌「LA・LA・LA LOVE SONG」はミリオンヒットで年間オリコン3位を記録。サントラや関連アルバムもミリオンを超える大ヒットに。

その熱狂はロケ地にも波及し、瀬名(木村拓哉)が住むマンション、通称「瀬名マン」にはファンが詰めかけ、「聖地巡礼」の先駆けとなりました。SNSでは「同じキャストで復活してほしい」「瀬名と南のその後が観たい」といった続編を望む声み見受けられました。

『ロングバケーション』が愛される理由

本作が多くの人の心を掴んだ理由の一つが、心に響くセリフの数々。特に、瀬名が南に贈った「何やっても、うまくいかないとき。そういうときは、なんていうかさ、神様がくれたお休みだと思って、無理に走らない。あせらない。がんばらない。自然に身をゆだねる」という言葉は、多くの視聴者の心に刺さりました。今なお多くの人に語り継がれている名言といえます。

SNSでも「いつまでも色褪せない超名作」「とても切なくて、名作って言われた理由がわかった」と、絶賛の声が後を絶ちません。

脚本を手がけたのは、『あすなろ白書』『愛していると言ってくれ』など、多くの女性たちの心を掴むヒット作を生み出した北川悦吏子さん。本作では不器用ながらも惹かれ合う瀬名と南の恋模様を、共感を呼ぶリアルな言葉で描いています。特に感動を呼んだのが、スランプに陥った瀬名のため、初心者の南が懸命にピアノを弾くシーン。彼女のひたむきな想いが、視聴者の涙を誘いました。

迷った時に見返したい!『ロングバケーション』が心に刺さる

放送から四半世紀以上が経った今も、ドラマ『ロングバケーション』の輝きは色褪せず世代を超えて愛されています。

「うまくいかない時は、神様がくれたお休み」― 焦らず、自分らしく。
このドラマから生まれた言葉の数々は、私たちに寄り添い、優しく背中を押してくれます。『ロングバケーション』は、これからもきっと、多くの人々の心を温め、支え続けてくれることでしょう。


※記事は執筆時点の情報です