服とコスメをこよなく愛するママライター・遠藤彩乃さんが、“時短”と“洒落見え”を軸に導き出したコスメ最適解を紹介。今回は、シェーディングコスメをご紹介。
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おもちフェースにカリッと焼き目を。 ハレの日に美白も小顔も諦めない!
AYANO’s POINT
☑︎テクニック不要。どれだけ塗ってもデーモンにならない薄づき仕上げ
☑︎生え際にもぼかして小顔効果+額の薄毛もカモフラージュ
☑︎鼻筋に入れれば写真映えする立体感が手に入る♡
大人が服でのレフ板効果を狙うなら、“膨張”対策がマストだと悟った七五三
20年前に通っていた、教習所のお姉さんの教え――免許証の撮影には、明るい服を着て行ったほうがいいよ――。まさに免許皆伝、ミントグリーンのトップス(あれは確かef-deだったか)を着て写った初めての免許証は、失敗がデフォルトと悪名高い証明写真界のなかでは確かにそれなりに盛れた。その小さな成功体験は“レフ板効果”という常套句として私の中に長らく残りファッションの原稿を書く際に何度もお世話になっていたし、普段は黒か濃いピンクばかり着ている“じゃないほう”のBLACKPINKメンバーとしては時折必要に駆られる晴れやかな服を納得して買うための後押しワードでもあって。でも昨年の娘の七五三、白いブラウスに袖を通した私は異変に気がつきました(遅っ)。待てよ?確かに顔は明るく見える。でもこれって果たして盛れてるのかな…ないよねTT。
そして年明け、成す術もなく撮られた家族写真が届きハッとしたのです。ここ数日食べに食べたエッジの一切ない丸餅。何かしらの温かい汁に浸かってその輪郭を朧げに滲ませているこの感じ、私の顔と同じだ…フォルムを保つためには、焼きを入れるしかないけど…でもどうやって?ハイフ…?アーティスト系ブランドの絵の具のようなコントゥアを使いこなせる大人女子はキム・カーダシアンかキンタロー。さんくらいだし…と見渡すと、すでにあるんですね、ちょうどいいアイテムが。どれだけ重ねても濃くならず、さながら本物の影として輪郭を削り奥行きを捏造してくれる焼き入れ職人。これらを駆使しマイルドなアルセーヌ・ダルタニアンのごとくシャープに装いたいというのが2025年の私の抱負です。
週1でデパコスパト!月のコスメ予算は3万円
ライター 遠藤彩乃
出版社にファッション誌編集者として勤務。出産後フリーライターに。年々肥大する顔の余白に怯え「脂肪吸引 安全」を検索し続ける年末を過ごした結果、いまだSNSに美容外科情報が溢れまくる41歳。生まれも育ちも関東の角餅派から丸餅に寝返り。今年卒入園、入学を迎えられるみなさんおめでとうございます。そして届け、この思い!
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撮影/西原秀岳〈TENT〉(静物) 取材・文/遠藤彩乃 編集/太田彩子
*VERY2025年3月号「オートマチックコスメ」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品は販売終了している場合がございます。
*ジュエリーは全て遠藤さんの私物です。