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最新の脳科学で「自己肯定感アップ」!幸せを呼ぶ“ポジティブ脳”とは?

  • 2025.3.25

ポジティブ思考や自己肯定感は心の問題と思いがちですが、実は脳の影響だと最新脳科学で判明! そこで、脳の名医・加藤俊徳先生に“ポジティブ脳”になる秘訣を聞きました。

教えてくれたのはこの方!

〈脳内科医・医学博士〉 加藤俊徳先生

加藤プラチナクリニック院長。株式会社『脳の学校』代表。昭和大学客員教授。『脳の名医が教える すごい自己肯定感』『脳とココロのしくみ入門』をはじめ数々の著書で、脳科学に基づいた幸せになる方法を伝授している。

CHECK! あなたも、こんなことに悩んでいませんか?

  • SNSで他人からの「いいね」の数が気になる
  • 何かに挑戦する前に「自分には無理だ」と思ってしまう
  • 人から強く頼まれるとNOと言えない
  • 自分の思い通りにいかないとイライラしたり、無力感に襲われる
  • 否定されたり嫌われるのが怖くてつい人に合わせてしまう
  • 他人の何気ないひと言が気になって悶々と考えてしまう

➡︎その悩み、脳のクセが原因かも!?

脳がバランスよく働けば自然にポジティブになる

自分の価値を認め、存在を肯定する感覚を「自己肯定感」といいます。ポジティブで自己肯定感が高い人は、そのことをまったく意識してないことがほとんどです。彼らの脳はバランスよくクリアに働き、よい自己肯定感を作る“ポジティブ脳”といえます。 脳は似た働きをする部位ごとに8つの脳番地に分かれます。それらが連携して柔軟に働いているとどんな状況にも適切に対応でき、自然にポジティブになります。とはいえ、誰でもこれまでの脳の使い方によって偏りがあるもの。運動が苦手と感じたり、逆に文章表現が得意と感じることは脳の偏りの表れです。 同じように、自己肯定も自己否定も一種の脳のクセです。自己肯定感の低い人はちゃんと能力があるにもかかわらず、過去の経験から「私はダメだ」と思い込む脳の回路が出来上がっていて、脳がうまく働かずにフリーズ状態に。同じ環境で同じことを繰り返しているとクセが脳に刷り込まれ、ますますバランスが崩れてしまいます。 こうした悪循環から抜け出すためには、正しい自己認識を持つことが重要です。自分の強みと弱み、価値観、好きなことなどを言語化して、自分を知りましょう。思い込みから解放されて、ありのままの自分を認められるようになることが、ポジティブ脳への第一歩です。 ※「脳番地」(商標登録第5056139/第5264859)は脳の学校の登録商標です。

失敗は成長の糧と考えてポジティブ脳を育てる

また、他人や社会から認められることや褒められることを拠り所にしてしまうと、あいまいで不安定な評価に振り回されて、「大丈夫かな」といつも自分を疑ってしまうことに。まわりから否定されても「私はこれでいい」と思える自己基準を持つことが心の安定につながり、ポジティブ脳が育っていきます。 そのためには、脳に刺激を与えてフリーズした回路を動かすことがポイント。そして、失敗を成長の糧と受け止めてポジティブ変換して、負のスパイラルから脱却しましょう。次ページで具体的な方法を紹介していますので参考にしてみてください。 自己肯定感は1~2週間で変動するもの。下がったら上げる、上げたら維持する努力を続けることが必要です。脳は一生成長し続け、自己否定に気づけば自然にそれを回復しようとします。脳の回路を書き換えて、明るくポジティブに過ごしましょう。

つまり自己肯定感を高めるには……

自分基準を持つことが大切! 自分の中にしっかりした価値観や判断基準を持ち、自分で自分のことを評価できるようになることが大切。まずは、生活の中でできる簡単な目標を決めて、自分基準で判断する練習を。小さな達成感が増えることで自己肯定感も高まります。

Supervision=Toshinori Kato Text=Harumi Yasuda Illustration=Akane Kanda

※InRed2025年4月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・文章・イラストの無断転載はご遠慮ください。

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