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シングルマザーの母に、お年玉やお小遣いを奪われた過去 → 結婚を機に『思わぬ真相』を知り、反省

  • 2025.3.23

子どものころ『どうしてうちの親はこんなに厳しいの?』と親に対して不満を感じたことはありますか?
子どものときには理不尽だと感じたことも、大人になるとその意味が分かってびっくりすることもあるようです。
今回は筆者の友人から聞いたエピソードをどうぞ。

母への不満

母子家庭で育った私は、お金に余裕がない生活がずっと不満でした。

週末、家族旅行に行った話やお金を気にせず遊んでいる友達の姿を見るたびに、自分と比べては劣等感を抱いていた私。

『母が父と離婚しなければお金に余裕があったかもしれないのに』と、何度聞いてもはぐらかされる離婚についてもうんざりしていたのです。

特に理不尽に感じていたことが、親戚や祖父母からもらったお年玉やお小遣いがすべて母に預けられること。

『お小遣いは月にいくらまで』と母に決められ、厳しく管理されていました。

そのうち『なんでこんなにお金にうるさいの!?』と母への反抗心が募り、親子喧嘩ばかりしていたのです。

結婚

月日は流れ、すっかり大人になった私は会社で出会った彼と結婚することに。

母に報告すると、そっと古びたケースを渡されました。

なかを確認してびっくり! なんと、これまで私がもらっていたお年玉やお小遣いがすべて貯められていた通帳が入っていたのです。

驚いたのは、それだけではありません。周囲の大人からもらったお金とは別に、毎月母から数万円が私のために振り込まれていたのです!

母の想い

「お金のことで辛い思いをさせてごめんね」
「今後はお金で苦労させたくなくてずっと貯めていたの」

『本当におめでとう』との祝福の言葉とともに、涙ながらに話す母。

母の深い愛情を目の当たりにし、今まで感じていた不満が一瞬で消え、むしろ反省の気持ちでいっぱいになりました。

ありがとう

さらに、初めて母から、父の不倫が原因で離婚したことも聞かされた私。

「不倫だと話して子どもに悪影響があったら困ると思っていたの」
「私1人でも立派に育てなきゃととにかく必死だった」

その言葉を聞いたときには、涙が止まりませんでした。

母がどれだけの努力を重ねて私を育ててくれたのか、そしてどれだけ深い愛情で支えてくれていたのかを実感した私。

感謝の気持ちで胸がいっぱいになった瞬間でした。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

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