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「息子が、、、」家でケガを負い、母パニック!「ど、どうしよう」→ 助けてくれた『意外な人物』

  • 2025.3.23

筆者には2人の息子がいます。2人は11歳差。長男は次男が産まれたばかりの頃、自分からオムツを替えたり、お風呂に入れたりととても可愛がってくれていたのですが、反抗期に入ると、あまり次男や私とかかわらなくなっていきました。

エアコンの故障

次男が3歳になった冬のこと。
我が家はエアコンが故障し、修理に時間がかかるとのことで、昔ながらのストーブを使っていました。
暖かいのは良いのですが、室内がとても乾燥するので、ストーブの上にヤカンをのせて湿気対策をしていたのです。

ある日のこと、次男がお風呂の前にトイレに行きたいと言ったため、私はキッチンで残った片づけをしていました。
すると、トイレから「変身!」という大きな声と共に次男が飛び出してきたのです。
次男は好きな戦隊ヒーローになりきっていたのか、服で顔を隠した状態でダッシュで走ってきたため、「危ないよ!」と声をかけたのですが……。

大きなトラブル

前が見えていない次男は、そのままストーブに激突!
上にのっていたヤカンがひっくり返り、次男は胸に熱湯を浴びてしまったのです。

ものすごい勢いで泣いた次男の声で、自分の部屋にいた長男が飛んできました。
私は突然のことに何もできず呆然としていると、長男は自分のスマホで救急に連絡し、指示を受けながら火傷を冷やしてくれていました。

その間、次男は泣きっぱなし。
でも長男はとても落ち着いていて、「大丈夫、大丈夫」「もう救急車が来るからね」と次男に声をかけ続けてくれたのです。親よりもずっと頼もしい対応に、反省すると同時に、私もとても助けられました。

成長

救急車の音が近づいてくると、長男は玄関から外に出て、救急隊を誘導。
次男は無事に救急病院へ行くことができました。

救急車に付き添ったのは私一人。
病院に着いて次男が処置室に入ると、救急隊の人が「さっきのお兄ちゃん、まだ中学生でしょ? すごいですね!」と褒めてくれました。
次男の火傷も思ったほど重傷ではなく、処置のみで帰れることになりました。

私よりもずっと冷静で、てきぱきと対応してくれた長男。
反抗期ということもあって、あまり話をしなくなっていたのですが、私は家に帰ると長男に心からのお礼を言いました。
返事は「あ」と一言だけでしたが、頼もしく育ってくれたことをとても嬉しく思いました。
その後、次男も順調に回復。
次男は今でもお兄ちゃんのことが大好きです。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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