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「勉強のできる・できない」は『小学2年生』が分岐点…!『ドラゴン桜』が断言したその理由とは?

  • 2025.4.28
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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク

偏差値30の落ちこぼれ生徒を日本最難関の東大合格に導く『ドラゴン桜』

一見すると“受験マンガ”ですが、実はビジネスパーソンにとっても学びが多いのが本作品の凄さ。ビジネスにおいて非常に重要な目標設定力、ロジカルシンキング、自己の解像度を引き上げるメタ認知など様々なスキルを習得することができます。

今回は、パパママ必見の「勉強ができる子を決める決定的要素」についてマンガとともに解説していきます。

勉強ができる子(『ドラゴン桜2』8巻・60限目より)

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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク
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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク
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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク
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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク
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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク

子どもの勉強が「できる」「できない」は、「小学2年生で算数をしっかり勉強したかしないか」がターニングポイントだという桜木。そして、勉強ができない子というのは、「まわりから勉強ができる子として見られなかったから」だと言うのです。

人は印象で形成される生き物で、まわりが「できる」と思えば、「できる子」になる。自我が未発達な時期に他者から評価されることは、その後の成長に大きく関係し、「できる」と思われた子どもは自己肯定感があがり、積極的で能動的になるのだとか。

つまり、まわりが能力を認めてあげることが、子どもにとっては大切なことなのですね。

小学2年生のカリキュラムの19%を算数が占める意味

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©『ドラゴン桜2』(コルク)
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©『ドラゴン桜2』(コルク)

また、桜木は以下の3つを理由に小学2年生における算数の重要性を説いています。

① 小学2年生は「学習の基礎固め」が明確に始まる時期

小学1年生では学校生活そのものに慣れることが主目的であり、算数や国語などの教科学習も遊びや体験学習的な要素が強く含まれています。しかし、小学2年生になると、急激に「教科としての算数」が体系的に組み込まれ、本格的な数の概念や計算の基礎、図形の理解が求められるようになります。

この段階で「数の基礎感覚」や「算数に対する苦手意識」を形成してしまうと、その後の学習においてもマイナスの影響が続きます。逆に、この時期にしっかり算数の理解が進めば、その後の教科学習全般においても「論理的な思考力」や「問題解決能力」の基礎が育ちます。

②「算数が得意」という評価は学習意欲を高める

小学2年生の算数カリキュラムが全体の19%と多い理由は、それだけ学校教育で算数という科目が「論理的思考力」「問題解決力」育成の鍵を握っていることを意味します。この重要な時期に算数がよくできる子どもは、先生や親、周囲の友人からも「勉強が得意な子」として認知されやすくなります。

子どもは自己効力感(自分にはできる、という自信)が高まると、その後も自発的に学ぶ意欲を強めます。逆に、このタイミングで「算数が苦手」と感じてしまうと、子ども自身が「自分は勉強ができない」と感じ、以降の学習に消極的な態度を持ってしまうリスクが高まります。

③ 小学2年生の算数は後の学習の土台となる

小学2年生で習う「繰り上がり・繰り下がりのある足し算・引き算」や「九九」、「基本的な図形の理解」は、その後の算数のみならず、数学や理科の基礎にも深く関わる部分です。つまり、この時期に形成された基盤はその後10年以上にわたる学習生活を支える土台になっています。

小学2年生の算数が理解できなければ、その後の「応用問題」に対処できる力が育たず、やがて他の科目にも影響を与える可能性があるのです。



「ドラゴン桜2」©︎三田紀房/コルク

※本記事はコンテンツの権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。



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