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最高視聴率22.6%の大ヒット作、まさかの打ち切り…?【異例の幕引きで話題の名作】たった7話で“ロス発症”の伝説ドラマ

  • 2025.4.3

ドラマのなかには、放送当時人気を集めていたものの異例の幕引きで話題となった作品があります。今回は、そんな“異例の幕引き”となった名作ドラマ5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、2001年放送のドラマ『ロケット・ボーイ』をご紹介。最高視聴率22.6%を記録する人気っぷりを見せた本作が、打ち切りしなければならなかった理由とは…?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

悩める3人の男の青春ストーリー…!“異例の幕引き”となった名作ドラマ『ロケット・ボーイ』

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(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『ロケット・ボーイ』
  • 放送期間:2001年1月10日 - 3月21日

あらすじ

旅行会社で働く主人公・小林晋平(織田裕二)は、宇宙飛行士に憧れを抱く31歳のサラリーマン。2001年になれば宇宙に行けると思っていた晋平でしたが、夢は叶うことなく、ありきたりな毎日を過ごしていました。

そんな中、30歳になったら実家の旅館を継ぐという約束を反故にされていた父親が、お見合い相手を連れて晋平のもとに向かっていました。父親に会いたくない晋平は道草の途中、悩み抱えた鈴木善行(ユースケ・サンタマリア)田中武徳(市川染五郎 ※1)と出会います。この出会いをきっかけに、3人の人生は大きく変わっていくのでした—。

緊急入院で撮影不可能に…ドラマ『ロケット・ボーイ』が打ち切りとなった理由

ドラマ『ロケット・ボーイ』はヒットメーカーである宮藤官九郎さんが脚本を担当し、『踊る大捜査線』シリーズで人気を博した織田裕二さんが主演を務めたことで注目を集めました。それにより、本作は最高視聴率22.6%の高視聴率(世帯視聴率)を記録しています。

ところが、主演の織田さんが緊急入院したことをきっかけに、ドラマは打ち切りとなりました。織田さんは椎間板ヘルニアを発症したことで立つのも困難な状態となり、第3話以降の撮影が不可能となってしまいます。それにより、本作の放送を4週間休止、全11話の放送予定が全7話に短縮される結果となりました。

視聴者から高評価多数…!ドラマ『ロケット・ボーイ』

高視聴率を記録していたものの、異例の事態で打ち切りとなってしまったドラマ『ロケット・ボーイ』。視聴者の間では「本当に残念だった。また見たい」「宇宙兄弟っぽいストーリーで夢あって良かったんだけどなぁー」など、打ち切りを惜しみ、作品を高く評価する声が多く寄せられていました。

まだドラマ『ロケットボーイ』を観たことがない方、また本記事を読んでドラマ『ロケット・ボーイ』に興味を持っていただけた方は、男たちの“青春群像劇”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です。
※1 現在:十代目 松本幸四郎