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お会計時…「レシート不要です」は失礼?! レジで恥をかかない【3つの支払いマナー】とは?

  • 2025.4.19
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

レストランで会計をする時、どうやって支払っていますか? 最近ではカード決済が主流ですが、現金のみ対応しているお店もあります。そういった場合もスムーズに会計できよう、現金でのスマートな支払い方を覚えておきませんか?

現金で支払う際の基本的なマナー

カジュアルなレストランの多くは、会計をするレジコーナーが設置されています。レジの前まで行ってからもたつかないよう、財布は出しやすいところに入れておきましょう。

割り勘にする場合は、会計で個別支払いをお願いするか、店を出てから改めて金銭のやりとりをします。お札やコインは、見た目はきれいでも雑菌がたくさん付着しているものです。食事をする客席での現金のやりとりは、不衛生なので控えたほうがいいでしょう。

現金を置くトレーを「カルトン」といいます。レジにカルトンが用意されている場合は、その上に現金を出します。

お札は折れた部分を伸ばして向きをそろえ、肖像画のある表側を上にして、店員さんの方向に向けて置きます。財布にお金を入れる際、つねにお札の向きをそろえておくと、スムーズに会計できます。

お札のほかにコインを出す時には、お札と重ならないように置くか、お札の上に置きます。コインがお札の下になっていると、出したことに気がつかれなかったり、会計ミスの原因になったりするリスクがあります。

レシートは、支払いを済ませたという証明書です。すぐに捨ててしまうとしても必ず受け取って、少なくとも店を出るまでは持っておきましょう。

席で会計をする場合はどうする?

フォーマルなレストランでは、テーブルについたまま会計を済ませるのが一般的です。スタッフと目線を合わせるか手を上げて合図をして、会計の意思を伝えましょう。

チェックのハンドサインとして指でバツを作るのは、あまり品のよくない行為です。言葉で「お会計をお願いします」というほうがスマートです。

同席者との会話を途切れさせたくない場合は、スタッフと目線を合わせながら、ペンで何かを書くような動作をしてみてください。日本ではあまり知られていませんが、欧米ではチェックのサインとして一般的です。

席での会計はクレジットカードで行うのがスマートですが、現金で支払ってもマナー違反ではありません。ただ、細かいコインがあるとスムーズに受け渡しできないことがあるので、すべてお札で支払い、お釣りをもらうのがいいでしょう。

お札は散らばらないよう、伝票ホルダーに挟んで渡します。その際にはお札の向きをそろえて、伝票ホルダーを開いた時にお札の表が見えるようにします。

支払いの時に注意すべき点は?

絶対に忘れたくないのは、お店とお客は対等な関係ということです。お店は食事というサービスを提供し、お客はその対価として金銭を支払います。どちらが上でどちらが下といった上下関係はありません。

また、お金は、生きていくうえで欠かせない大切なものです。

お金の扱い方によって、自分の人間性が見られていると思っておくべきです。

この2つのポイントを押さえておけば、自然とお金をていねいに扱うようになるはず。間違っても、お金を投げ出すように支払うといったことはしてはいけません。

会計の際、「ごちそうさまでした」「美味しくいただきました。ありがとうございました」など、一言添えると、スタッフも気持ちよく会計できることでしょう。

支払いのマナーを押さえて気分よく会計を

レストランのスタッフも人間ですから、お客の態度が悪ければ腹も立ちますし、扱いが粗雑になることもあるでしょう。反対に、お店やスタッフへの感謝の気持ちを持って接すれば、それに応えてくれるはずです。

マナーは、周囲の人を不快にさせないためのものです。会計のマナーをしっかり身につければ、同席した人からの評価も上がるかもしれませんね。


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。