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仕事がデキない人ほど使いがち?!『なるべく早く』がトラブルの元に…相手に伝わる“正しい言い換え方”とは?

  • 2025.4.16
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「なるべく早くお願いします」という表現は、一見すると丁寧でやわらかい印象を与えますが、ビジネスシーンでは少し曖昧すぎるため、相手が適切な対応を判断しづらい場合があります。

特に目上の人に対して使うと、「結局いつまでに必要なの?」という疑問を持たせてしまうことも…。

今回は、具体的な期限の伝え方や「なるべく早く」の適切な言い換え表現をご紹介します。

具体的な期限の伝え方

ビジネスシーンでは、できるだけ具体的な期限を伝えることが重要です。ただ目上の人に対してだけではなく、後輩や部下に対しても、何かを依頼する時には必ず「いつまで」にして欲しいのか、それはなぜなのか、何のためにという「目的」を明確に伝えることが重要です。

そのため、「なるべく早く」では期限が不明確で「具体的な締め切りがわからない」ということが起きてしまうことがあります。

次のような表現に言い換えてみてはいかがでしょうか。

  • 「◯月◯日までにご対応いただけますでしょうか。」「◯日の◯時までにご対応いただけると助かります。」→具体的な締め切りを明示することで、相手がスケジュールを調整しやすくなります。さらに時間まで明示すると、より明確な依頼になります。
  • 「可能であれば、◯日までにお願いできますでしょうか。」→ 期限を提示しつつ、「可能であれば」を付けることで相手に配慮したやわらかい表現になります。

「〇〇(理由)で〇日までに〇〇の資料が必要になった」など、状況の説明を伝えると、より相手は対応しやすくなりますよ。

「なるべく早く」の適切な言い換え表現

「なるべく早く」は「可能な限り早く」という意味を持っています。ビジネスシーンでそのまま使うと、少し失礼に感じてしまうことも…。

そのため「なるべく早く」をより丁寧な表現に言い換える必要があります。

「なるべく早く」の類義語は、「すみやかに」「至急」「早急に」など。これらの表現も「なるべく早く」と同じで、速やかな行動を要求する際に用いられるため、言い換えてみると良いでしょう。

  • 「できるだけ早めにお願いできますでしょうか。」「お早めにご対応いただけますと幸いです。」→ 「なるべく早く」を少しビジネスシーンに合わせた言い方に変えた表現。
  • 「お手すきの際にご対応いただけますと幸いです。」→ 緊急でない場合に丁寧な依頼をするときの表現。
  • 「至急、ご対応いただけますでしょうか。」「大変恐縮ですが、早急にご確認をお願いできますでしょうか。」→ 急ぎの依頼を明確に伝えたい場合や緊急性が高い場合の表現。
  • 「お忙しいところ恐縮ですが、可能な範囲でお早めにご対応いただけますと幸いです。」→相手の都合を考慮しながらも、早い対応を希望する場合の表現。
  • 「早急にご確認をお願いできますでしょうか。」→上司に対して依頼するときの表現。

どの表現も、相手にプレッシャーを与える可能性があるため、適切なタイミングと内容で使用することが大切です。

「なるべく早く」は言い換えて

ついつい急いでいると「なるべく早く」と言いたくなりますよね。

しかし、「なるべく早く」など急かせる表現は、相手にとってプレッシャーに感じてしまうこともあるので「もしご都合つかない場合は…」という内容も伝えられたら、相手の気持ちの負担を減らすことができますよ。

さらに「いつもご対応いただきありがとうございます」など感謝の気持ちを伝える締めくくりの文章を入れることで、相手が前向きに対応しやすくなりますので、ぜひ一緒に伝えてみてくださいね。


監修者:栗栖 佳子(株式会社 宙 代表取締役・ビジネスコーチ)

大学卒業後、人材サービス会社パソナで法人営業およびコーディネーターとして1万人以上の採用・面接・キャリアカウンセリング並びにスタッフや部下の人材育成に取り組む。2009年ビジネスコーチとして、株式会社 宙(sora)を設立。
【コミュニケーション次第で人が変わり、組織が変わり、人生が変わる!】をモットーに、コーチング、アンガーマネジメント、「1on1」マネジメント等、レゴブロックやインプロなど多彩なワークショップを取り入れながら社員や管理職の意識改革、組織風土改革の研修やセミナー、講演活動を年間120回以上行っている。また、3人の子どもを育てながら働いてきた経験から、ワーク&ライフマネジメント、リカレント研修、女性活躍推進アドバイザーとしてお互いの価値観にとらわれず、同感しなくても共感し合える組織作りを目指して活動中。

著書:才能を伸ばす人が使っているコミュニケーション 増補改訂版 ペンコム出版社